いちばん近くて、いちばん遠い。I【虎】 (ページ24)

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- ご飯ページ24

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…ここだ。川島さんに言われたお店の前に着く。

時間は9時45分。うん、結構余裕あったな。

店内に入ると、ここは本当に居酒屋かってぐらい
淡くて綺麗なライトが照らされた内装に包まれる。

すっげー、綺麗だな～。

店員「ご予約のお客様ですか？」

あっ、そうか、ご予約。
してくれてるんだろうな、誰の名前言えばいいんだろ

確信はないけど、多分提案してくれた川島さんかなと思って、えっと川島ですと伝えると、店員さんはすぐに部屋に案内してくれた。

川島「あ、小虎さんきた！」

Travis Japan「こんばんは～」

Travis Japanの皆さんは、もうそろってた。

はや。15分前に来たのにな

A「遅れちゃってすみません！」

川島「全然いーよ、俺らも早く仕事が終わっただけだし。ほら、座って座って」

川島さんに言われ、席に着く。

8人席とで、4人4人に分かれて着席。

私の場所は右端でお隣に川島さん、
お向かいに中村さんといった位置だ。

川島「じゃあドリンク頼もうか。小虎さんは何飲む？お酒とか好き？」

え

A「あの…私まだ成人してなくて、お酒飲めないんです。今19で。」

Travis Japan「えっ！」

A「えっ？」

Travis Japanの皆さんは、
私の年齢を把握していなかったらしい。

七五三掛「落ち着いてるから、俺勝手に20前半だと思ってた…」

松田「俺より下なの？最年少取られちゃうじゃん」

川島「本当にごめんね…何も知らなくて。これからたくさん知っていくからね、許して！」

A「全然大丈夫ですよ(笑)」

正直、昔から大人びてるね～と言われることが多かったし、別にそう言われるのも嫌じゃなかった。ある意味、ちょっと緊張が和らいだので、ありがたい。

結局、私は普段からよく飲むコーラを頼んだ。

松倉「小虎がコーラ…ことらコーラ…こらこら…」

A「ん？松倉さんなんか言いました？」

松倉「あっなんでもないなんでもない！」

ご飯がどんどん届く中、
川島さんが率先して取分けをしてくれる。

一応この中で唯一の女だし、私がやった方がいいかな？と思って声をかけるも、「いーのいーの。今日は歓迎会みたいなものだから、ゆっくりしてて」と言われてしまった。本当に紳士的な人だ。

改めて自己紹介をしたり、
飲み会は明るい雰囲気で進んでいく。

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