score 9 ｱﾅﾀside ページ9
なんだか … 今日の相葉さん … 表情が強ばってて、怖い顔してる …
仕事で何かあったのかな …？
話しかけづらくて … 空気を変えるために嵐の曲を弾いてみた …
〜 ♪ 〜♪♪ …
知ってる曲をずっと弾いていったけど … ずっと … 俯いている相葉さん …
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
この間 … 二宮さんに …
突然抱きしめられて … びっくりした。
『あ、ごめん。この歌詞に気持ちが入っちゃって(笑)』
ふはっと笑いながら、私から離れた。
『 … あんたのこと … 好きになっちゃった … 』
え？
『 … 相葉さんとのこと、反対しといて … さ。かっこ悪いわ … 俺(笑)』
｢ … そんな … ｣
『でもさ？あんたは … 最初から … 今だって … 』
『相葉さん … だもんね。』
─あなたのピアノの音…綺麗ですね─
あの日、相葉さんに初めて出会って …
─また、逢えたね … ？───
きらきら星の音色が…まるで星のように私と相葉さんの周りを舞う…
そして … 唇をかさねた …
私が … 恋に落ちた瞬間 …
叶わない恋だとしても … 大切にしたかった …
… 〜 ♬
二宮さんの｢虹｣を演奏し始めたその瞬間 …
相葉さんが … 突然後ろから強く抱きしめた …
『 … ニノが好きなの … ？ 』
｢え？｣
『 … この間 …見ちゃったんだ … ここでニノと … 』
抱きしめる力が強くなる …
｢ … 相葉 … さん …｣
その瞬間 … 突然腕を引かれ、壁に押し付けられる …
そして …
息が出来ないほどの深いキス …
唇がやっと離れると … 相葉さんの唇が … 私の首筋を伝っていく …
｢ … 相葉 … さ … んっ !! ｣
私の声で … 相葉さんの動作が静止した …
『 … ごめん … … 』
小さな声が聞こえた …
涙声 … ？
相葉さんが私からゆっくり離れて… スタジオから出ていく …
一瞬 … 相葉さんの頬を伝う涙が見えた気がした …
座り込んで … 涙が流れ … 嗚咽が止まらない …
今あったことが悲しいのではなくて …
これで … もう逢えないのだと …
わかった … から …
to be continued …
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作者名：mina | 作成日時：2017年5月13日 18時
