崩落 ページ37
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『ちゃんと』して仕切り直しても興奮だとか昂りだとかは治まることはなく、逆にこのギリギリの状況をどうにかしたいと気が急いてしまう。
再び押して離してAを揺らして溶ける肌の質感に、耳に纏わりつく甘い鳴き声に、果ててもなお高まっていく熱に、俺の何十年の経験と余裕がどんどん崩れてもう無くなっちゃう。
触れ合うしっとりした肌が。
重なる濡れた唇が。
握り合う汗ばんだ手が。
俺を包む蕩けるような熱が。
Aの全てで俺を求めてるのが伝わって獣と俺を呑み込み、意識が快楽に溺れていく。
あの花に似た優しい匂いも、紅く甘い蜜も、涙で潤ませながら見つめる瞳も、綺麗な髪も可愛らしい唇も柔らかい肌も。触れられる全部が欲しい。
君の言葉も愛もその命も、全部俺のものにしたい。
絶対に離してやらない。
──君は永遠に俺のものだ。
「……あ、あぁ……A……、足りない」
欲しい。もっと。
まだ“あの時期”でもないのに、Aを喰い尽くしてしまいそうな衝動に揺さぶられる。
溢れ出る熱が絡みつく。
両腿を押さえ付け、全体重をかけて深く埋める。
先に高みに登り詰めたAにしっかりと包まれたまま何度も熱を求め、狂ったように容赦なく彼女の深くに沈んでは弾ける熱に遂には俺まで嬌声を漏らし、全身を攣縮させ、崩れ落ちた。
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あがしおん(プロフ) - Laurentさん» いつもコメントありがとうございます！コツコツと続きを鋭意制作中です。励みになります！頑張ります！ありがとうございます！ (2020年5月16日 11時) (
レス) id: 97c4c54377 (このIDを非表示/違反報告)
Laurent(プロフ) - こんばんは！いつも楽しませて頂いております。ピュアさもありつつ作り込まれたあがしおんさんのお話が本当に大好きです……！あがしおんさんのペースでゆっくり更新頑張ってくださいね！応援しております (2020年5月16日 1時) (レス) id: 1f1ed7af51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2020年3月23日 19時
