寝酒を共に ページ26
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Aのディナーが終わって俺の部屋でナイトキャップでも嗜もうとメイドさんに準備してもらっている間に、着替える為にゲストルームに戻った彼女の迎えでドア前待機中の俺。
Aよりも先に俺の部屋からメイドさんが出てきたのを見て、あとは俺がすると下がってもらった。
Aの部屋のドアをノックしてみると奥から小さな返事が聞こえてきて、準備にしては長いな〜なんて呑気に構えていた。
「おまたせ……」
ゆっくり開いた扉の隙間から溢れ出す甘い匂いとお風呂上がりっぽいシャボンの匂い。何故か顔だけを覗かせたAに、早くおいでって促したらおずおずドアを開け放つ。
そこには透け感ありすぎるショールを肩にかけた、ラベンダーカラーの……ネグリジェ姿のA。
にしては何か……、
「……何か、丈、短すぎね？」
「これ、ベビードールだから……かな」
「ベッ……」
だよな？どう見てもベビードールだよな？！
Aってば、それはそれは恥ずかしそうにローブとベビードールの裾を引っ張って太腿隠そうと必死なんですけど、それは無理です。隠せませんて、その丈じゃ。
「こんなやら……じゃない、可愛らしいのも買ってたの？」
「ううん。ソクジン様からのプレゼントだって……メイドさんからいただいてたの」
「……何で今夜それ着ようと……？」
「他の部屋着をちょうど全部お洗濯にお願いしちゃってて……。これしか残ってなくて……しょうがなく……」
「そーなんだぁ……」
軽く目眩を覚えたのは気のせいじゃない。
あのヒョン……！超絶我慢中の俺にAを襲わせたいわけ？！
我慢を重ね続けて限界近くて結構ヤバいのにさぁ？！
羞恥の極みのAがとうとう限界になり、
「やっぱり何か別の服に着替えてくるっ」
「いい！いい！そのままで！」
踵を返したAを引き止め、急いで俺はガウンの袖を抜き、羽織らせた。
「寝る時にまたそれ着るんだろ？もうそれしかないんだろ？だったらもう、ね？」
「う……うん」
ガウンを胸元で重ね合わせているAが恥ずかしそうに小さく何度か頷いた。
その手には小さな袋が握られている。
……俺の部屋で飲む理由、忘れそうになってた。
なかなかドアをくぐれずにいるAの手を握り、廊下に引っ張り出す。
そのままの勢いで歩を進め、心臓バクつかせながら隣のドアを開けて中に引き入れた。
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あがしおん(プロフ) - Laurentさん» いつもコメントありがとうございます！コツコツと続きを鋭意制作中です。励みになります！頑張ります！ありがとうございます！ (2020年5月16日 11時) (
レス) id: 97c4c54377 (このIDを非表示/違反報告)
Laurent(プロフ) - こんばんは！いつも楽しませて頂いております。ピュアさもありつつ作り込まれたあがしおんさんのお話が本当に大好きです……！あがしおんさんのペースでゆっくり更新頑張ってくださいね！応援しております (2020年5月16日 1時) (レス) id: 1f1ed7af51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2020年3月23日 19時
