☆今日の出来事 ページ3
You side
覚醒していく意識とともに目を開けると部屋は既に明るい。眩しくて目を細めて感じた違和感。
びっくりするほど瞼が重い。
ドレッサーを見てみると、瞼がすっかり腫れぼったくなってしまったみっともない顔の私が映り込む。泣き疲れていつの間にか眠ってしまった失態に小さな溜息が漏れた。
いつもの調子でスマホをチェックしようと手にとって見ると、彼からの不在着信とメッセージが来ている。
「気づかなかった……」
自分の浅はかさにもう一度溜息。
意を決してメッセージを確認したら、謝罪と弁解させて欲しいっていう内容。
こういう時の未読スルーって最悪……！でもこれでちょっとは怒ってるって意思表示にもなっていいかなって開き直り、ペタペタ掌を目に押し付けて洗面台へと足を運んだ。
私が間借りしている部屋にはレストルームはあれどバスルームがなく、一度部屋を出て向かいにあるバスルームをお借りしている。
そもそもこの別宅に来客用の宿泊部屋として利用している部屋はなく、この部屋だって秘書の方や家族が来た時用に用意してあるのだそう。
テテの部屋には、夜遅く戻る彼の為に狭いながらもシャワールームがあるようで、この広いバスルームは私の貸し切り。
という事で、私の寝室くらいはある広々したここを気兼ねなく使わせてもらっている。
顔を洗い、瞼を温めたり冷やしたり目元をマッサージしたりしたけれど、大して変化ない様子。
「……自然に腫れが引くのを待とう」
半ば諦めて部屋に帰ったのだった。
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あがしおん(プロフ) - Laurentさん» いつもコメントありがとうございます！コツコツと続きを鋭意制作中です。励みになります！頑張ります！ありがとうございます！ (2020年5月16日 11時) (
レス) id: 97c4c54377 (このIDを非表示/違反報告)
Laurent(プロフ) - こんばんは！いつも楽しませて頂いております。ピュアさもありつつ作り込まれたあがしおんさんのお話が本当に大好きです……！あがしおんさんのペースでゆっくり更新頑張ってくださいね！応援しております (2020年5月16日 1時) (レス) id: 1f1ed7af51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2020年3月23日 19時
