送り届けたはいいけどさ？ ページ16
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その甘い香りが辺りにふわふわと立ちこめた。
んん。すっごくいい匂い♪香水の匂いもしないし薄化粧だし。ミルクティー色の髪、いいなー。
俺も今度その色に染めてみようかな？
お酒でほんのり染まる頬、少し目がとろんとしてきてそれが可愛い。
そのちょっと色っぽさが上がった表情に、うずうずと身体の奥が騒がしい。
さっき頂いたのにまた欲しくなっちゃうのはきっと、ひと暴れしたせいだろう。
軽食も一緒に注文し、彼女ばかりに飲み食いさせること三十分。
俺の拳の腫れも口の傷も癒えて、すっかり消えた。
その間に酒に弱かったらしい彼女は早くも出来上がってしまっていて……。
「おーい。着いたよ？」
「ふぁーい……」
ろれつが怪しい彼女に肩を貸し、どうにか聞き出したホテルの入り口まで連れてきた。
どうやら彼女には連れがいるらしいけど別行動しているらしく、仕方なく俺がフロントに預けた部屋のキーを代わりに受け取り、彼女の泊まる部屋まで送る事にした。
ホテルの一室の前に立ち、キーを使って部屋に入ると、掃除された部屋の匂いと二人分の女の匂い。
あぁ連れって女なんだ、よかった〜男じゃなくて。鉢合わせてもなんとかなるかも。
なんて事を考えながら、彼女の匂いがするキャリーバッグが置いてあるベッドに彼女の身体を横たえた。
「はぁ……ん」
「……気持ちよさそうにまぁ」
お酒で火照った身体が冷えたシーツに触れて余程気持ち良かったのか、ふわっと微笑むとすうっと寝息を立てる。
俺の方に寝返りをうち、横向けになって眠る彼女。
胸元が緩んでるからもうちょっとで……。
ゆ〜っくり頭を傾けた。
「おぉ、谷間」
そして身体の奥で沸き上がるこのムラムラっとくる感じ。
「ヤバ……食いたい」
一度血を頂くと一人を相手したくらいでは早々果てたりしないから、すぐにでも臨戦態勢ばっちこい！になれちゃうわけ。
でも血を頂くにしろワンナイトするにしろ、相手の同意がないと頂けないってルールがある。
“暗示”はヒョンしか使えないからちゃんと自分で交渉しないと。
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あがしおん(プロフ) - そす。さん» コメントありがとうございます♪早速おさらいまでしていただいてありがとうございます！大親友くんが幸せを掴むまでのドタバタをボチボチゆるっとお楽しみに！ (2020年1月16日 23時) (
レス) id: cab6f14aeb (このIDを非表示/違反報告)
そす。(プロフ) - ！！！！待ってました〜〜！！最初からとっても面白いです〜！じんくんのお話が完結した後、じみんちゃん、ゆんぎさん、じんくんのお話全部読み返したので準備バンタンですよー！テヒョン君のお話もしっかりついて行きます〜！頑張って下さい！！ (2020年1月16日 22時) (レス) id: d98d830880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2020年1月7日 2時
