ヤバイヤバイヤバイ！ ページ48
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もう一人のボクを揶揄いながら、はだけたシャツから肩を抜く。
ボクが強く握って出来た爪痕と指の痣がくっきりと残り、そこからふわふわとAの香りが零れていた。
「ごめんね……痛かったね……」
牙を立てて軽く傷を入れ、滲む血と新たにつけた傷を何度も舐めとると、爪痕は消え、痣も小さくなっていく。
「“A、気持ちいいの……？”」
痣の治療の間もAは吐息を細く溢し、眉根を寄せてぴくぴくと耐えていた。
Aの耐える姿にラストが止まらなくなったボクは、湧き起こり爆発寸前のリビドーに誘われるがまま、Aの熱の湧く中心までするする手を伸ばした。
「んぁ……ジミン、さん……ダメってば……」
触れる直前でAが甘い吐息混じりにボクらの名前を呼び、ボクの手を握って初めての抵抗を見せた。
「“ん？どーして？”」
惜しくも掴まった指をAの指に絡めてベッドに縫い付け、胸元の蜜を舐めとりながら返事すると。
「オッパ、お店で……待ってる……」
「………………あっ！」
Aさんのその言葉で僕は、重大な失念をしていたことを思い出した。
飛び起きて時計を見ると、もう正午なんてとっくに過ぎてて今は午後２時。
頂いてすっかり元気になって、調子こいてめちゃくちゃ気持ちよくなっちゃってたけど、今はそれどころじゃなかったっ！！
「ごごごごちそうさま！ヤバイヤバイヤバイ！」
今世紀最大の大ポカをしでかした僕は、慌てて乱したAさんの服を整え、
「Aさんはまだ休んでていいからねっ？ねっ！」
「え？う、うん……」
Aさんをベッドに寝かせたままにして寝室を飛び出し、ソファでくつろぐ父親'sに向かって叫んだ。
「ぼ、僕、行かなきゃいけないところがっ！！」
「Aの働いてる店だろ？」
「…………へっ？」
「大丈夫。ちゃーんと時間稼ぎはしてるから♪」
「…………はいっ？時間稼ぎ？？」
心臓バクバクで半分絶望している僕とは対照的に、父さんたちはやけに余裕かましていた。
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あがしおん(プロフ) - 舞子さん» 舞子さん、初めまして！コメントありがとうございます！お気に召していただけて嬉しいです♪そして、泣かせてしまって申し訳ないです(汗) (2020年4月30日 13時) (
レス) id: 97c4c54377 (このIDを非表示/違反報告)
舞子(プロフ) - あがしおんさん、初めまして。気づいたらあがしおんさんの世界観と描写に酔い、親子、師弟関係の絆に号泣していました。素敵な作品に出会えて幸せです。公開して下さり、ありがとうございます。 (2020年4月30日 4時) (レス) id: acc8d9f98e (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - カナタさん» カナタさん毎度ありがとうございます！ジミンちゃんは無事和解成立！テヒョン君はミッション中のご様子･･･ｗテヒョン君はミッションクリア成るか？（爆） (2019年4月6日 2時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ジミンちゃん's よかったね！なかよくするんだよ〜ヽ(；▽；)そしてまさかの繋がりwww お久しぶりのテヒョンくんですね！ (2019年4月6日 1時) (レス) id: 0d504a4dae (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - そす。さん» そす。さん、いつもコメントありがとうございます！いやー！長かった、このターン！ラスボス、待ちくたびれてますよ……ねぇ？w (2019年4月1日 7時) (レス) id: 79d9a7f227 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2019年3月17日 0時
