〜４〜 ページ48
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「僕ね？本当に生きた心地がしなかったんだよ？
Aが倒れたって聞いた時は本当に心臓が止まったと思ったくらいだったんだよ？」
『倒れた』ていうのはちょっと大げさかな？なんて返しも許されないほどの重たい空気。
一言一言発する毎にオッパの声に怒りが混ざって大きくなっていく。
「倒れた時に車にぶつかってやしないかとか、お腹にダメージがあったんじゃないかとか、もしかして死んじゃうんじゃないかとか……！
ホントに……本当に！気が気じゃなかったんだからな？」
ギュッと握る拳を震わせたソクジンさん。次にむんっと口を尖らせて、
「A、体調が悪い時は無理はしないでってあれほど言ったでしょ？もうママなんだから、もっと気を付けなさい！」
怒鳴るまではしなかったけれど、私を一喝した。
更にみんなに心配をかけてしまったこと、ソクジンさんの代わりに駆けつけてくれた二人の仕事に穴を開けさせてしまったことを聞かされ、改めて申し訳ない気持ちで一杯になった。
「……僕は頼りないパパかもしれないけど、Aの事、ちゃんと支えたいんだよ？
だからあんまり無理しないで、僕をもっと頼ってよ」
ソクジンさんが悲しそうな顔をする。
私の不注意でオッパを悲しませてしまった。これくらいなら大丈夫って高をくくってしまったせいだ。
「……はい。分かりました……オッパ」
しゅんと肩を落としたその時、扉をノックする音がして、グク君が後輩さんを連れて病室に戻ってきた。
「課長。入りますよ」
……しかも堂々と恋人繋ぎなんかしてきちゃって。
グク君は彼女の手をしっかり握ったままで私の病状を聞いている。
彼女と手を繋ぐ事が自然にできるくらい、親密だったんだ。
「ソクジンさん、野暮な事は訊かないの！」
「へ？野暮？・・・あ、そういう事かぁ」
ソクジンさんもそれに気がついて尋ねてたけど、きっと分かってて聞いてると思う。
グク君が失恋を乗り越えようとしている事、彼女と一緒に前に進んでいる事を心から喜んでるんだ。
私が『ちゃんと仲直りできたんだね』って意味で親指を立てて見せたら、彼女のほうがおろっとしてたっけ。
可愛い後輩ちゃん。ジョングク君と一緒に幸せになってね。
私の可愛い弟、とね？
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あがしおん(プロフ) - たきゆさん» たきゆさん、コメントありがとうございます！ええ、可愛い事はもう確定です！誕生まで一体どのくらいかかるか分かりませんが、更新頑張ります！ （変換ミスで再掲いたしました。申し訳ありませんでした！！） (2019年9月18日 21時) (
レス) id: d4473d8198 (このIDを非表示/違反報告)
たきゆ(プロフ) - あがしおんさん！二人のベビーちゃん今から楽しみです！可愛いでしょうね！ボチボチで良いのでまってまーす！ (2019年9月17日 17時) (レス) id: 2e7ba9d8d4 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - みほんぬさん» コメントありがとうございます！たまにしか浮上しないこの番外編を楽しみにしていただいて、感謝感激です！ここはホントにボチボチしか更新できていませんが、また見に来てください♪ (2019年6月26日 21時) (レス) id: 97c4c54377 (このIDを非表示/違反報告)
みほんぬ(プロフ) - 久しぶりのあがしおんさんー！やっぱりこのシリーズ大好きです！番外編もきゅんきゅんしながら想像しながら読ませていただいてます笑！また一から読みたい…というか定期的に読ませていただいてます！これからも更新楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2019年6月26日 20時) (レス) id: 7cf1cf2a1e (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - ランさん» コメントありがとうございます！お気に召していただけているようで何よりです！こちらは亀以下のとろい更新ですが、もうしばらくお付き合いいただけたらと思います♪ (2019年5月18日 0時) (レス) id: 00967bc65a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2019年4月14日 23時
