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「どうせ脱ぐんだし、良いだろ?」

見てなかったせいで何が起こったか理解するまで時間がかかったけど、ぬいぐるみから引き剥がされて、ふわっと浮き上がる体。

「わぁ!ちょっとっ!!」

どうやら背後からお腹に手を回して抱えられてしまった模様。

「やだ!下ろしてぇ!」

必死に抵抗してじたばたしていると、

「やー!お前が暴れると腰のバスタオルが落ちる」
「う、」

……大人しくするしかなくなりました。



「ほらよ」

その場に下ろしてもらったけど、今の私に後ろ見る勇気はない。

「早く行ってこい」
「……はい。わかってます」
「何だよ、また顔真っ赤なんだけど?」

後ろから顔を覗き込まれた。
だって今のユンギさん、バスタオル1枚……
ぺちんと音が鳴るほど自分の顔に両手を押し付けて、見ないように必死に目を瞑った。

「あー、もしかしてこの格好恥ずかしがってんの?」
「あ、当たり前でしょ?!」
「もう何回も見てるし触ってるくせに?」
「そういう問題じゃないです!ユンギさん!」

声が私の正面に移動した。

すると、あ、とユンギさんの声と共に、ぱさっとバスタオルが落ちる音がした。


うそ!ユンギさんが……あられもない姿にっ……!

「ゆゆゆゆユンギさん!!早くバスタオル巻い、て……」



何故か手を離してユンギさんを見てしまった。




 





あれ?



目の前に居るユンギさん、ハーフパンツ履いてる……?

「ぷっくくくっ!素っ裸で出てくるわけねーだろ?風邪ひきたくねーし」

いつかの笑いをかみ殺しているユンギさんが目の前に居た。

「……わざとでしょ?」
「んー?お前が照れるとこ見るの、面白れぇから」

ユンギさんは破顔して、拾い上げたバスタオルを肩に羽織った。

「…………」

また……揶揄われた……!

「シャワーお借りします」
「くくくっ!そんなに怒るなって!……なぁ、おーい、A?」


ユンギさんをガン無視して、ズカズカとバスルームにお邪魔した。

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作品ジャンル:恋愛
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あがしおん(プロフ) - さあとさん» コメントありがとうございます!ホントですか?!嬉しいです〜!お暇な時にまた違うお話もよろしければ♪ (2020年8月4日 21時) (レス) id: 790268ff01 (このIDを非表示/違反報告)
さあと(プロフ) - このシリーズ大好きです(^^)たのしかったぁ(*゚∀゚*) (2020年8月4日 20時) (レス) id: ec1f7b1c32 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - 未緒さん» コメントありがとうございます!なるほど続編ですか……。このペアも確かにその後が気になるっちゃあ気になりますねぇ。確約はできませんが、いつか書けたらいいなぁ。と作者も思います! (2020年2月2日 21時) (レス) id: 97c4c54377 (このIDを非表示/違反報告)
未緒(プロフ) - すごく楽しかったです!続編も是非ともお願い致します!!(^-^) (2020年2月2日 21時) (レス) id: 52896eb52c (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - コットンさん» コメントありがとうございます!最高だなんて、嬉しい限りです。キュン&ほっこりしていただけて良かったです♪ (2019年3月9日 10時) (レス) id: 79d9a7f227 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年12月6日 0時

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