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YG side


コーヒーを淹れながら、間近に居る俺の事が気になるようで、

「そんなにまじまじ見つめないでください、手元が狂っちゃう」

Aは俺を横目で見てすぐにコーヒーに戻した。

「これくらいで緊張すんなよ、店員さん?いつも見られてんだろ?」
「距離感が違います!座って待ってていただけますか?お客様?」
「いや、ここがいい」
「……何でですか?」
「近くで見てみたかったから」

顔を真っ赤にして黙りこくってしまったA。
俺の言葉にいちいち真っ赤になって、照れているのが丸わかりだ。

可愛いやつだな。

そんな正直な感想に感化され、触れられる距離にいるAに、もっとちゃんと触れてみたいって気持ちが生まれた。

酔い潰れて介抱した後の時とも、冷えた手を暖めようと握った時とも、雨に濡れないように傘に入れた時とも似てる様で違う気持ち。


その気持ちのままに触れたら、多分止められなくなる。


分かっていながら、Aに手を伸ばそうとゆらり、動き始めた時、

「はい、出来上がりましたよ!」

ちょうど淹れ終えたAが俺を見た。



「……あぁ、さんきゅ」


伸ばそうとしていた手を引っ込めて握りしめ、Aの視線から逃げるように背を向け、ダイニングテーブルの椅子に腰かけた。




……バカだな。

その前にやらなきゃいけねぇことがあるだろ?




ベランダに目をやり、余裕のない自分に苦笑した。

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作品ジャンル:恋愛
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あがしおん(プロフ) - ののはさん» ありがとうございまぁ〜〜〜〜〜す! (2018年11月26日 23時) (レス) id: 79d9a7f227 (このIDを非表示/違反報告)
ののは - 甘〜〜〜〜〜〜〜〜い!!笑 (2018年11月26日 21時) (レス) id: a42d85b0ec (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - ののはさん» コメントありがとうございます!心臓、飲み込んで戻しておいてください!もうちょっと甘くしておきますからね〜!マイペースで更新頑張ります! (2018年11月26日 0時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
ののは - いやあ、もう最高です〜!キュンキュンし過ぎて口から心臓出てきて呼吸困難起こしそうです!!!(語彙力)ゆっくりでいいので更新頑張って下さい! (2018年11月25日 21時) (レス) id: a42d85b0ec (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - 未緒さん» コメントありがとうございます!甘党ユンギさんとイチャイチャするのもいいですよね!私も書いてて幸せです♪ (2018年11月25日 1時) (レス) id: 79d9a7f227 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年11月19日 6時

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