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迫られて怖くないなんて強がってはいたけど、本当は何をされるのかわからなくて怖かった。何を言われるのか、聞くまで怖かった。

私を妹みたいに思っているだけじゃないの?とか、揶揄って面白がってるだけなんじゃないの?とか。


私に握り拳を捕まえられ、苦しそうな悲しそうな顔をしたユンギさんが、涙を伝わせながら言った。


「俺、Aが・・・好きだ。」

思わぬ告白に驚いて、ユンギさんの手が私の手から滑り落ちた。



何でそんなに辛そうにしてたんだろう・・・。
泣きながら言うなんて。
ホントに・・・ぶきっちょさんだ。


想いが同じなら、私も怖くなくなる。


私から距離を取ろうとしたユンギさんの腕に咄嗟に触れた。


「奇遇ですね、私も同じ事思ってました」
「・・・は?同じ事?」
「次は私の番ですね?」
「は?おい、」

戸惑うユンギさんの言葉に構わず、私も胸の奥に秘めていた言葉を口にした。

「ユンギさん、私、ユンギさんが好きです」
「…………」
「ふふっ……言っちゃった」
「お前……」

ユンギさんは、目を見開いてぽかんとさせている。

ユンギさんの本気で驚いた顔、初めて見ちゃった。
ちょっと間抜けで可愛い。


「同じ気持ちでしたね」
「……あぁ、そう、みたいだな」

ユンギさんは緊張が解けたのか、一度項垂れはぁっと大きく息を吐いて、ホッとしたような表情になった。

「俺、絶対振られると思ってた」
「振られる?どうして?」
「そんなに手ぇ震わせてたらな?」
「あ……ほんとだ」


ユンギさんの腕に触れている、私の手の震えはまだ止まってはいなかった。

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作品ジャンル:恋愛
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あがしおん(プロフ) - ののはさん» ありがとうございまぁ〜〜〜〜〜す! (2018年11月26日 23時) (レス) id: 79d9a7f227 (このIDを非表示/違反報告)
ののは - 甘〜〜〜〜〜〜〜〜い!!笑 (2018年11月26日 21時) (レス) id: a42d85b0ec (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - ののはさん» コメントありがとうございます!心臓、飲み込んで戻しておいてください!もうちょっと甘くしておきますからね〜!マイペースで更新頑張ります! (2018年11月26日 0時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
ののは - いやあ、もう最高です〜!キュンキュンし過ぎて口から心臓出てきて呼吸困難起こしそうです!!!(語彙力)ゆっくりでいいので更新頑張って下さい! (2018年11月25日 21時) (レス) id: a42d85b0ec (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - 未緒さん» コメントありがとうございます!甘党ユンギさんとイチャイチャするのもいいですよね!私も書いてて幸せです♪ (2018年11月25日 1時) (レス) id: 79d9a7f227 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年11月19日 6時

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