234 ページ34
.
会社から徒歩圏内にあるパスタのお店でジョングク先輩と初めての外ランチ。
JK「むぐむぐ･･･ん！んまっ！･･･むぐむぐ」
A「んん〜！ホント、美味しいです、ここのアラビアータ！」
JK「だからってタバスコかけすぎ･･･。」
A「一部にしかかけてません、大丈夫です。」
課長からお薦めされただけあってハズレなしだ！
外食で困った時は課長にご相談すると間違いなさそうですね･･･！
美味しかったパスタのお店に大満足で会社へ戻っているのですが、行きよりも帰りが心配なわたしは、ジョングク先輩の数歩後ろを離れて付いて行っています。
時々振り返る先輩。もちろんその顔は不満でいっぱい。
JK「何も手を繋いで帰るわけじゃないんだし、隣来いって。」
A「でっでも･･･。」
JK「ほら、隣。」
いつも隣に来て欲しい時は、うん？って頭を傾けてお伺いを立てるようにわたしを見る。
･･･わたしはその目に弱い。
控え目に先輩の隣に並ぶと、少しは満足してもらえたのかニコッと微笑んで、わたしと歩調を合わせて歩いてくれた。
JK「･･･あれ？」
会社の近くのコーヒースタンドが見えてきたら、先輩が目敏く誰かを見つけた様子。
精いっぱい目を凝らすと、
A「･･･ん？あれ、ユンギ主任？」
JK「だと思うけど･･･。あ、こっち来た。」
ユンギ主任が少し慌てたようにスタスタ近づいて来られた。
YG「お前ら、やっぱり外にいたのか。･･･ほら、戻るぞ。」
無理矢理合流した主任と一緒にオフィスに戻る事になった。
JK「主任、昼に外にいるなんて、珍しいですね。」
YG「あ･･･んん。運動がてらそこのコーヒースタンドに寄ってんだよ。」
A「･･･距離が短いしエレベーター使ってるけれど、外に出てちゃんと歩いているようで、良かったです。」
YG「うるせーな！ったく。今日は俺が一緒の方がお前らも何かと都合いいだろ？」
JK＆A「「えっ。」」
YG「言ったろ？困ったことがあれば俺がフォローしてやるって。」
もしかして、わたしたちの事心配していただいてたの？
ていうか、先輩と外に食べに行く話は主任にしてないのに、どうして知ってたんだろう？
JK「ありがとうございます、ヒョン。」
YG「この位、礼を言われることでもねぇけどな。」
ひらりと手を挙げて、持っていたコーヒーを飲みながら休憩室へと行ってしまわれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あがしおん(プロフ) - さあとさん» コメントありがとうございます！お気に召していただけてよかったです〜！救済企画と銘打ったので、頑張ってハッピーエンドにこぎつけさせました！ (2020年7月26日 23時) (
レス) id: 790268ff01 (このIDを非表示/違反報告)
さあと(プロフ) - 面白かったです(^^)グクが幸せになってよかった。楽しいお話をありがとうございます(o^^o) (2020年7月26日 21時) (レス) id: ec1f7b1c32 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - おたかさん» 了解いたしました！まだしばらくお待たせするかもしれませんが、気長にお待ちいただければと思います！ (2018年10月4日 0時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - みほんぬさん» みほさん、こちらにもコメントありがとうございます！ユンギさんの救済、皆さん待ち望んでおられるんですね〜！その前にマンネライン最後の人の話をどうしようか考えてるんで、それまでユンギさんはゆっくり練っておきます！ (2018年10月3日 23時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
おたか - あがしおんさん» お返事ありがとうございます！ジン君とユンギさん推しなんでぜひぜひお願いしまーす(´pωq`) (2018年10月3日 23時) (レス) id: 8cb889e51c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あがしおん
| 作成日時：2018年9月26日 5時
