そして悲しく想うもの･･･いつか 【完】

202 ページ2

.


美味しい食事を食べながら、梅酒を飲み、お隣のグク先輩とジミン先輩の話を聞いているわたし。


JK「そう言えば最近、外のコーヒースタンドでユンギヒョン見かけるんですけど、何でか聞いてますか？」
JM「ああ、時々顔出してるみたいだね。僕も聞いてみたけど、「ここのコーヒーが最近美味くなったから」行くようになったらしいよ？」
JK「へぇ･･･。休憩室のコーヒーしか飲んでるとこ見たことなかったからなー。俺も今度買ってみよ･･･。」
JM「味、変わったかな･･･？僕よく行くけど、前からずっと美味しかったと思うけどなぁ。」

そう言えば最近のユンギ主任、お昼休み終わりに決まって見慣れないラージサイズのコーヒーカップ持ってオフィスに戻って来られるようになったっけ。
いつも寝てばかりの印象だったから、急に活動的になられて、ちょっと気になってたんです･･･。

お昼のお散歩でも始めたのかな？

A「あ、もしかして、コーヒースタンドの店員さんにお気に入りさんがいらしたりして！」


ぐふ！げほげほげほっ･･･


･･･どこからともなく噎せる声がした。


JM「あぁ！可愛い店員さんいるもんなぁ。でも、ユンギヒョンのお眼鏡に適うほどの女性が･･･あ、いるかも。」


･･･ゴホッゴホッ！


･･･またどこからともなく咳込む音がした。


A「えぇ？ホントですか？気になるなぁ！」
JK「俺、今度行って探してみよう。」


この後、本人不在でユンギ主任の好みのタイプ予想大会が始まったのは言うまでもなく･･･。




・・・



SJ「大丈夫？急に噎せちゃって。」
NJ「ウーロン茶で噎せるとかどれだけお爺ちゃんなんですか？運動不足なら体、動かしたほうがいいですよ？ユンギヒョン。」
YG「･･･ゴホッ･･･うっせえな。そこまで老け込んでねーわ！」
SJ「え、運動はしてるよね、最近。」
YG「･･･黙って食ってもらえます？ジニヒョン。」
SJ「あひゃひゃひゃひゃ！ユンギの顔が真っ赤だ！おもしろっ！」
YG「……チッ」



・・・




今夜はやけに盛り上がる楽しい親睦会になりそうです。









と思っていました。途中までは。

203→←201

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す