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JK side
SJ「怪我したのが僕だから良かったけど、あれがアロだったら、お前はどうするつもりだったんだ?どう責任とれた?言えよ、言ってみろよ。」
JK「っ・・・。」
凄むジニヒョンの目に一瞬身が縮む。
ジニヒョンはそんな俺に構わず言葉を続けた。
SJ「謝って済む問題じゃなかったかもしれないって、分かってんだろ?殴られるだけじゃ済まないことだって分かってんだろ?クビになる覚悟くらいあったんだよな?
それでも一生かけて償うくらいの覚悟はあったんだよな?」
「僕は好きな人が自分のせいで傷ついたら、壊してしまったら、そばにいちゃいけないって考えだから。それでも一生かけて償うくらいの覚悟は持ってるよ。」
「お前は殴られるだけで良かった?それ以上の仕打ちが待ってるって考えなかった?
もし、怪我したのがアロだったなら、僕はお前を許さないよ?
謝るだけじゃ済ませないよ?
殴るだけじゃ済ませないよ?
分かってて言ってるんだよなッ?ジョングガ!」
.
ジニヒョンの叫び声が響き、やがてシンと静まり返るオフィス。
それだけの怒りを抱えてたんなら・・・どうして・・・
JK「っ・・・あの時、何で・・・そう言わなかったんですか・・・。ジニヒョン・・・。
それだけ言われても、俺は・・・二人から逃げたりしなかったのに・・・っ。」
SJ「・・・うん、知ってる・・・。お前もアロが好きだったから。そのくらい覚悟してると思ってた。」
ジニヒョンは掴んだ手の力を抜いて、俺のスーツの襟を戻した。
ぽんぽん、と微笑みながら俺の正した襟を軽く叩くヒョンは、もういつもの穏やかなジニヒョンだった。
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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年9月2日 6時