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SJ side
SJ「てか、ふわもこ?部屋がパステルカラーって何それ!まさかお泊りしたの?!」
JK「と、泊まってません!忘れ物届けに行って、ちょっと上げてもらったことがあるだけです!」
SJ「わざわざ届けに行ったんだぁ・・・」
わぁ〜・・・相変わらず積極的・・・。
顔を赤くしてるところを見ると、自分で振り返って恥ずかしくなってんのかな?
JK「その時に・・・俺の話を聞いてくれたんです。ずっと言えずに溜め込んでたものを、全部。」
SJ「ほぉ〜。で?その反動で今日、僕に八つ当たりしたの?」
JK「はは・・・それはあるかも。」
SJ「やー!ユンギにイラつてるって言っといて、僕に矛先向いた時はびっくりしたんだからね?」
JK「・・・すいませんでした。」
ジョングクが心を開いたって事はやっぱり、Aちゃんを選んで正解だったかな。
僕の見立てが上手くいったことが証明されたとホッとしていたら、ジョングギが一点を見つめて固まっていた。
SJ「ん?どうしたの?」
僕の呼びかけに答えないジョングク。
ま〜た僕をスルーするのかい?なんて冗談言いたかったけど・・・。
視線の先にはバーカウンタに座るAちゃんに顔を寄せるユンギの姿。
SJ「あれ?ユンギ?」
何か耳打ちしてる様にも見えるんだけど・・・。
JK「・・・!」
みるみる顔色が曇るジョングク。
……他人の僕が見てて分かるほどなのに、自分では気づいてないの?
バーカウンターにAちゃんを置いて、間もなくこちらに戻ってきたユンギ。
何食わぬ顔で僕たちに話しかけた。
YG「そろそろお開きでしょ?この後どうします?」
SJ「あ、僕はもう帰るけど。」
YG「そうですか。それじゃ・・・」
JK「Aは俺が送りますから。」
SJ「え。」
ユンギに敵対心丸出しのジョングクが睨みつけてそう言い放った。
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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年9月2日 6時