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15th glasses ページ15

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・・・あれから数杯作らされた。
・・・そして飲まされた。

買ってきた酒や食い物がいつの間にかなくなり、気が付けば、

A「すう・・・すう・・・」
YG「・・・は?」

・・・Aと二人、ビーズクッションに抱かれるように並んで眠っていた。

YG「っ!!」

慌てて起き上がり、背を向けた。

YG「マジかよ・・・。酔いつぶれるとか・・・。」

柄にもなく狼狽していた。

油断しすぎだろ・・・。
いや、隣で寝てるこいつも油断しすぎだろ。
もっと言ったら調子に乗ってカクテル作って飲ませた俺も油断しすぎだ。

YG「はぁ・・・めんどくせぇ。」

俺は何やってんだよ・・・。

髪をぐしゃぐしゃに掻き乱し、後ろを改めて確かめる。

俺の隣で子供の様に小さくなって眠るA。
今更ながら、シャツにハーフパンツとか・・・ずいぶんラフな格好してやがるな。
一応男の部屋に来るんだから、もう少し隙の少ない恰好で・・・。

・・・あんまりまじまじ見るもんじゃねぇな。

さっきまで客だった女とこうも距離が近くなるとは夢にも思わなかった。
言動がおっさん臭かったり、ガキっぽかったりしてたけど・・・寝顔は可愛いな・・・。
黙ってりゃモテるタイプなのにな・・・もったいない。

YG「・・・。」

自然と頬にかかる髪に手が伸びた。

茶髪だが、だいぶ伸びたのか、根元は黒い。
指で掬い、そっと耳の方へ避けた。
何となく、頬に手を伸ばす。

頬に少しだけ指先が触れた。

A「ん…」

ピクッ!と自分の肩が震えた。

YG「っ!」

・・・漏れた声で我に返った。
慌てて手を引っ込め、Aに背を向けた。

何をしようとしてる?酔いつぶれた女に・・・。

酔った勢いで何かする気だったのか?
そんなに欲求不満だったか?

いや、確かにそうじゃないとは言い切れない精神状態ではあったけど?

だからって見ず知らずの女に・・・。


『据え膳食わぬは男の恥』

・・・そんな言葉が脳裏に過った。

YG「はぁ・・・。酔い覚ましにシャワーでも浴びてくっか・・・。」

逃げるようにその場を離れ、自分の軽率な行動を反省しながら、バスルームのドアを静かに閉めた。

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あがしおん(プロフ) - まなかさん» はい!(笑)首をながーーーくして待っていてください! (2018年6月26日 7時) (レス) id: 1cc71ea35d (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - 久しぶりに面白い小説に出合いました!!首をながーーーくして待ってまーす!!! (2018年6月26日 0時) (レス) id: c9f81a0240 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - まなかさん» お読みいただきありがとうございます!こんな拙い文面を褒めていただけるとは・・・!無理はしません、ぼちぼち頑張ります! (2018年6月26日 0時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - とっても面白くて、一気に読んでしまいました!!!最初の掴みがめちゃめちゃよかったです!!無理しない程度に更新頑張って下さい!!更新頑張って下さい!!! (2018年6月25日 23時) (レス) id: c9f81a0240 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - セジュンさん» 前作より引き続き読んでくださりありがとうございます!ゆっくり更新なので、気長にお待ちください! (2018年6月19日 16時) (レス) id: 1cc71ea35d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年6月19日 1時

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