Pussy Catに酔ったりしない

11th glasses ページ11

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YG「へいへい。」

A「こら！お客に向かってなんだ！その対応は！」

YG「営業時間外だ。」

突きつけられたグラスを受け取り、シンクで洗ってかごに伏せた。
2本目のビールを開け、ジンジャーエールと割る。


YG「ん、シャンディ・ガフ。」

A「ほぉぉ！！ジンジャーエールで割っちゃうの！」


ごくごくと喉を鳴らして飲む。


A「んまぁ〜♪わたしも今度やってみよ〜！」

YG「勝手にどーぞ。ま、どっちも割るだけで簡単だからな。」

A「うん！･･･ね、バーテンさんは？飲まないの？」

YG「バーテンさんじゃねぇ、ユンギ。･･･そうだな･･･。」


再び冷蔵庫を開ける。


さっきアレ、見かけたな。



YG「・・・コレ、まだ生きてるよな？」

A「ん〜？２日前に買った！」


･･･まぁ、２日ならイケるか。

どうせ飲むの俺だし。


卵を卵黄と卵白に分け、黄身だけをグラスに落とし割り混ぜる。
ビールをグラスに注ぎ、箸でステア。


A「･･･何これ？」

YG「っ！･･･いつの間に･･･。」


隣で張り付くように見てたのに気づかなかった。
最近、背後取られやすくねぇか？俺。


YG「エッグビール。」

A「これもカクテル？」

YG「ん。」


飲みながら答えた。


YG「ホントは違うの飲みたかったんだけどな。」

A「え！何飲むつもりだったの？」

YG「･･･ドッグズ・ノーズ」

A「うちじゃ作れないの？」

YG「ここには材料がないから･･･」

A「どこでなら作れる？！」


勢いに釣られてベラベラしゃべっちまった様な気もするが。
･･･なんだこの話の流れは？



嫌な予感。



YG「俺のうちなら･･･材料あるし･･･」

A「いこ！」

YG「・・・は？」

A「うち、どこ？」

YG「･･･隣」

A「テーブルの食べ物、持って行くから！」

YG「はぁ？！」

A「よし！わたしのジュースも持って行く！玄関開けといて！」

YG「おい！ちょっと･･･」



･･･おいおいおい･･･




一人暮らしの男の家に上がり込もうとしてるって事に気づけよ！酔っ払い！

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