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じ〜〜〜〜〜〜っ
現在、木陰に隠れてソクジンさんを監視中です。
電話で誰かと話してるけど・・・声までは聞こえない。
表情を見る限り、どうも相手はお客様ではなさそうですね〜。
A「・・・距離、遠すぎたかな」
スマホを胸ポケットに仕舞って歩き出した。
向かう先は・・・
A「・・・会社に帰るんだ。」
どうも気になる、ソクジンさんの行動。
A「絶対何か隠してると思うんだけどなぁ。」
腑に落ちないけど、今のところそれ以上の怪しい動きがない。
しばらく泳がせておくかなぁ。
少しモヤモヤした気分を晴らしたくて、コーヒースタンドでコーヒーを注文した。
「・・・あれ?一人ですか?」
珍しい。こんなところで。
A「ジミンちゃん!どうしてここに?」
JM「たまにカフェラテ買いに来るんです。会社のより美味しいから!」
にっこり笑ってカフェラテが入っているカップを傾けた。
ここであったのも何かの縁、ジミンちゃんはソクジンさんの事、何か気付いてないかな?
A「ね、ジミンちゃん」
JM「はい?」
ずい、と距離を近づけ、ジミンちゃんの目を見つめた。
A「・・・主任、ちょっと様子が変だと思わない?」
JM「え。///」
顔を赤くして目を見開いているジミンちゃん、何か知ってる目に違いない!
JM「い・・・いや。そうですかね?いつも通りだと思いますけど?」
A「ジミンちゃん?挙動不審ですよ?何か知ってるでしょ?」
ジミンちゃんは押したら折れる子だ。
もう少し迫ってみよう!
JM「・・・ホントに知らないんですよ!」
A「じゃぁ、何でそんなに驚いた顔したの?」
JM「え!そ・・・それは・・・」
顔を伏せたジミンちゃん。
私は覗き込むようにジミンちゃんの目を追った。
A「それは?」
.
JM「・・・そんな可愛い顔、僕に見せるからですよ・・・。」
ボソッと呟いた。
A「・・・へっ?///」
店員「コーヒーお待たせいたしました〜。」
素晴らしいタイミングで私のコーヒーが出来上がった。
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あがしおん(プロフ) - 月花さん» こちらこそ、コメントありがとうございます!お気に召して頂けて嬉しい限りです! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 97c4c54377 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - とっっってもステキなお話をありがとうございます!!!! (2019年7月9日 19時) (レス) id: a3ccf12d58 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - TERUさん» やはりww自分では読み手さんを泣かせる意図はなかったんですけど、こんな拙いお話で号泣していただけるとは!ジンさんってこういう感じ?っていうのが伝わったのなら大満足です! (2018年11月1日 21時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
TERU(プロフ) - そうです!昨夜から一気に読んで号泣です。主人公自分に置き換えて萌えたし、ジンさんならうん、たぶんそういうだろうな??ってツボりました。いい作品ありがとうございます (2018年11月1日 20時) (レス) id: 23215e75f2 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - TERUさん» コメントありがとうございます!目は腫れてませんか?寝不足になってませんか?もしかして一気読みされたんですか?ありがとうございます。お気に召していただけて嬉しいです! (2018年11月1日 10時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年6月8日 23時