好きな人は遠きにありて愛でるもの…だけど (ページ35)

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ジョングク君から隔離する！と、ジミンちゃんとホソク先輩に私の両サイドを固められた状態から逃げ出せずに困っていた時、課長からお呼びが掛かった。

A「はい、どうされました？」

ユンギさんとワインを嗜んでいた課長が、
NJ「ちょっとジニヒョンのところに行ってやってもらいたいんだけど、いい？」

言われてみれば主任の姿が見えない。

A「いいですけど･･･主任はどこに？」
NJ「向こうの角のボックス席で一人で飲んでる。」

えー･･･こっちからは完全に隠れちゃって見えないんですけど･･･

A「お安い御用です。ちょっと行ってきます。」

席を立とうとしたら、ユンギさんがポツリと

YG「何か困った事があったらすぐ呼べ。」

A「ジミンちゃんならともかく、主任は・・・」

･･･大丈夫かな･･･前科あるし。

A「･･･何かあれば呼びます。」
YG「おう。」

二人がいた席から戻り、グラスを手に取るとジョングク君に捕まった。

JK「あれ？ヌナ、どっか行くの？」

A「ちょっと主任のところに･･･」

JK「じゃ、俺もい「さー！飲め飲め！ジョングガ！」

ホソク先輩がジョングク君に絡みつき、ウィスキーグラスを握らせた。

『がんばれよ』

口パクでそう言ったホソク先輩は、隣のジミンちゃんと一緒に私を見て、ウィンク一つ、してみせた。

･･･タイミングぴったり。ジミンちゃんとシンクロしてるよ･･･。