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SJ side
「・・・ただいま〜・・・お邪魔します。」
･･･酔ってた時は多分言ってないからね。
できるだけ音を立てない様に、ゆっくり部屋に入った僕。
時間は明け方の4時。
「漬け込む時間が短くてもいいかな。衣に味を足すか？いや、そのままでも…いっかな。」
から揚げの味付けを考えていると、視線の先に、キッチンの引き出しから少し飛び出したエプロンを見つけた。
「お！かわいい〜♪
Aちゃん、こういうの好きなのかな？お借りしまぁーす！」
フリフリでピンクの可愛いエプロンを身に付け、せっせと米を研ぎ、僕は朝ご飯の準備を始めた・・・。
ふと時間が気になる。
スマホの画面で確認してみると、そろそろ7時になろうとしていた。。
「そろそろAちゃん起こし・・・」
あ・・・
料理して忘れたはずの白い生足を思い出しちゃった。
ダメダメダメ！
寝室だよ？女の子の聖域でしょ？！
あ、でも起こさないと一緒にご飯食べられない・・・。
鍋の蓋がカタカタとうるさくなる。
「あ、お鍋が吹きこぼれる…」
A「なぁにぃ？おかあさん？」
･･･背後からAちゃんの声がした。
見たら寝起きでもこもこしたパジャマ姿のAちゃん。
うわぁ・・・まだ顔が寝てるよ〜。
寝ぼけてるぅ・・・可愛い・・・。
短パンから見える白い足が寝姿のAちゃんを彷彿とさせた。
いかんいかん！
SJ「あ！おはよう！もうすぐ朝ご飯出来るから、顔洗っといで！」
何故か大きく目を見開いたまま、固まるAちゃん。
A「しっ…しっ…しゅ・・・しゅっ・・・」
ん？どした？急に？
SJ「しゅ？・・・どうしたの？」
A「主任？！何してるんですか！！」
わぁー！ビックリした！！
SJ「おおう！何って…朝ご飯の支度。
まだ寝ぼけてるの？いいから顔洗っておいで？
それとも、その可愛いパジャマ姿を僕にずっと見せてくれるの？」
僕がそう言ったら、猛ダッシュで洗面台に消えてったAちゃん。
SJ「〜〜〜〜！危なかったぁ〜…。」
ヘナヘナとその場にへたり込んだ。
あの格好のままで居られたら・・・僕が持たなかった！
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2018年5月12日 12時
