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私が急いでシャワーを済ませて様子を見に戻ってきても、さっきと同じ体勢から全く動いてない様子だった。
起こさない様に静かに近づくと、突然むくっと起き上がり、
SJ「……トイレ。」
完全に寝ている顔で呟いた。
それが可愛いくて、吹き出しそうになるのを我慢して、
A「はいはい、トイレはこっちですよ〜」
トイレの前まで連れて行くとよろめきながら入っていった…。
ソファで髪を拭いていると、トイレから戻ってきたのに、リビングの入り口で動かずに突っ立っている主任。
まだ顔は寝たまま。
A「主任？大丈夫ですか？」
SJ「……まいご……。」
A「ぶっ！ｗｗｗ」
まいごだって！可愛い〜！主任って、酔ったらこんなになるんだ！知らなかった！
まるでおっきな子供だ！
面白くなって、小さな子供に聞くように
「手は洗ったの？」
と尋ねると、
SJ「うん、あらったぁ」
A「〜〜っｗｗｗ」
返事も子供みたいで可愛い！
ついつい調子に乗って
A「よくできましたね〜！ほら、おいで！」
と両手を広げて待っていると、
すり足で近づいてきて、ソファに浅く腰掛けると、ぽすっと私の肩に落ちてきた。
A「ふふふっ！主任、可愛い。」
ポンポンと背中を叩くと、主任も私の背中に手を回して、
SJ「……ソクジン、でしょ。」
A「え……」
まだ主任は夢の中なのか、
SJ「ソクジン、でしょ？」
と、名前呼びをお願いしてきた。
主任を抱きとめたままの私は
A「……ソクジン……さん」
おねだり通りに呼んでみた。
SJ「あーい。」
何とも可愛く返事を返してきた。
A「くふふふ！」
あまりの可愛さに笑いがこみ上げる。
A「やっぱり可愛い！」
SJ「かわいくなぁい〜」
A「子供みたいですよ？ソクジン君？」
そういうと、
私を抱く手の力が急に強くなった。
SJ「ごめんね……。」
ハッとした。
酔いが醒めてる？もしかして起きてるの？
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2018年5月6日 22時
