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SJ side


A「……私、最初は、主任に嫌われているような気がしてたんです。」


えええ!どういうこと?!
なんでそうなった??


みんなが代わる代わるAちゃんと話してるし、ナムジュンはなかなか解放してくれないから、ユンギに協力してもらってやっとAちゃん誘い出せたのに……。


SJ「どうして?」


平静を装って話を進める。


A「新人教育の時期以外であんまり主任と関わってないっていうのもありますけど、主任が私を避けてるような気がしてたんです。」

SJ「ええ!避けてなんかないよ?」

A「はい、だから『最初は』なんです。」

SJ「今は違うの?」

A「もちろん!主任は陰で支えてくれてるし、気遣いができるし、アルパカ抱っこしてるところ、可愛いし。
優しい言葉たくさん掛けてくれてましたし。」


何言ってるんだろってテレるAちゃん。


結構僕って見られてるんだAちゃんに……。

しかも!可愛いって言われちゃった!アルパカ様様だ!


お酒で頬をほんのり赤らめて、時々耳に髪を掛ける仕草とカクテルグラスを伏し目で見つめるAちゃんの横顔を見ていると、胸の鼓動が加速していくのを感じる。


月に1度しか見られない少し色っぽいAちゃん。

仕事中に見せる真剣な表情も、ジミニたちと楽しそうに笑っている姿も好きだけど、親睦会だけで見せる特別なAちゃんも好きだ。


やっぱり…そばで見るAちゃんは可愛さが増すなぁ。


お酒の力もあるけど、今日は……今日こそは……。


SJ「僕は初めからAちゃんが可愛くて仕方なかったよ。」

A「……え?」

SJ「仕事中の真剣な顔も、普段見せる笑顔も……今日みたいに酔ってちょっと色っぽくなったAちゃんも。」


A「しゅ……にん?」



緊張を誤魔化す様にグラスに残ったカクテルを飲み干して、もう1度Aちゃんを見やると、綺麗な目を見開いて、全身が真っ赤になってるんじゃないかって思うほど、赤くなってた。



Aちゃん……可愛いよぉ〜〜〜!!

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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年5月6日 22時

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