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始業時間を過ぎてしばらくして、ユンギさんと主任が戻ってきた。

主任はサッサとデスクに戻るといつものアルパカを抱いてパソコンを開いている。


……本人には一番聞けない……。


A「あの、ユンギさ、」
YG「……。」


ユンギさんは仕事モードにスイッチ入れちゃったからもうしばらくは何も聞き出せない。


て……聞き出して何がしたいの?私はっ……。



TH「ねーねー、A、ジョングギに告られた?」

隣にいつの間にか立っていたテヒョンに、ど直球投げ込まれて顔を赤くしてしまった。

TH「え……その反応はやっぱり。」
A「…………うん。」
TH「ぶぅ〜〜!僕、許さないよ?Aは僕のものなんだから!」
A「いつから私はテヒョンのものに……」



『僕だけのものにしたい』



突如思い出したし主任の言葉。
胸のドキドキがテヒョンに聞こえてないか心配になるほど、自分の耳にうるさく届く。

A「う〜〜〜〜〜〜」
両手で顔を隠して自分のデスクに逃げた。

TH「……どうしちゃったの?A……?」
JM「テヒョンア、Aさんを虐めちゃダメでしょう!
……大丈夫ですか?Aさん。」

テヒョンを(たしなめ)たジミンちゃんが心配そうに見ている。

A「大丈夫大丈夫……」
JM「やっぱり今日は早退した方がいいんじゃないですか?」
A「病気じゃないから…心配かけてごめんね。」



仕事に支障が出そう……集中しなくちゃ……。



JK「……Aヌナ。病院行くなら付き合いますよ?」
背後に立つジョングク君の声で親睦会で言われた言葉がリフレインした。

『俺と付き合ってくれませんか』

A「ぁぁぁぁ……///」
JK「どうしたんですか?ヌナ?」


また私に近づいてくる。

ダメだって!近いって!ダメなの……。



プチパニック状態で頭がグルグルしてきた……。




倒れちゃいそう……。




だれか!助けて……!

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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年5月6日 22時

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