☆ ページ48
HS「・・・Aが俺の部屋にいるってだけで、すごく嬉しくて…。
でも、お見舞いに来てくれただけだから、期待しちゃいけないのかなとか、大事にしたいから今は我慢しなきゃとか…いろいろ考えちゃって。
なのにAが隣に座っただけでもう我慢できなくて…。」
さっきから我慢我慢って・・・
「もう我慢しなくてもよくないですか？オッパの部屋に行くって決めてから、わたし、覚悟はしてきたんですから。」
HS「覚悟って・・・」
・・・覚悟は大袈裟だったかな。
「オッパ、もっとわがまま言ってよ・・・
わたしだって、我慢してるんだから・・・。キスから先…。」
安定の爆弾投下。
わたしは慌てて口を両手で塞いで黙り込んだ。
HS「A・・・？」
ああ、言っちゃった…。
もう恥ずかしくてホソクさんの方振り向けない・・・。
HS「我慢、してたの？」
ホソクさんがわたしを無理やり向き直らせる。
HS「俺も、もう我慢しないよ？嫌だって言われても止められないよ？」
「・・・うん。」
HS「しばらく寂しかったから・・・優しくできないかも・・・」
わたしの手を引いてふわりとベッドに倒し、組み敷いた。
ゆっくりと顔が近づき、さっきみたいに啄むようなキスを降らせる。
静かな部屋に息遣いとリップ音が響く。
だんだん長く、激しくなっていくキスの雨。
わたしの唇にホソクさんの唇がグッと押し当てられ、息ができないくらいに密着してくる。
息をしようと口を開いた時、温かいものが滑り込んできた。
「んん！」
初めての感触に驚いた。
舌が絡み、押さえつけられるようなキスをされているせいで呼吸がままならない。
顔をどうにかずらすと、少しだけ空気が流れ込んできた。
「・・・はっ・・・ん」
追いかけられるように舌が絡む。
息苦しさを伝えようとホソクさんの胸を叩くが、手の力が抜けていって、ボトリと落ちる。
ホソクさんはそれに気づくとようやく唇を解放した。
HS「…はぁっ…A？・・・大丈夫？」
「息が・・・でき・・・なかった・・・よっ・・・」
絶え絶えに答えると、
HS「ごめん、止まらなかった…。」
痺れたように力が抜けたわたしの掌に一つ、キスをすると、
HS「…っ・・・A・・・好き・・・」
ついに私・・・、私の初めて全部を･･･ホソクさんにあげてしまいました･･･。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 284人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mayukanamatu281(プロフ) - ありがとうございます。探してみます。楽しそう。 (2020年8月19日 20時) (
レス) id: 66d4af61b5 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - mayukanamatu281さん» コメントありがとうございます！パスについてはまずは「小瓶の使い魔のお部屋 ４部屋目」のコメント欄にヒントがありますので、それを解くと分かります。もしわからない時にはボードorこみゅのメッセージからどうぞ！ (2020年8月19日 18時) (レス) id: 7e5b19fe00 (このIDを非表示/違反報告)
mayukanamatu281(プロフ) - はじめまして。ホビたんが好きで読みました。とても面白かったです。少しずつ全作品、読んでいきます。パスワードはどのようにしたら、わかりますか？ (2020年8月19日 18時) (レス) id: 66d4af61b5 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - armyamiさん» お気に召していただき、ありがとうございます。その他の作品もどうぞお楽しみいただければ幸いです！ (2018年7月27日 16時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
armyami - ほんとに最高でした！ うちもホビペンなんでめっちゃドキドキしましたっ！他の作品も楽しみにしてます！ (2018年7月27日 16時) (レス) id: 2403182e1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あがしおん
| 作成日時：2018年4月8日 17時
