君だけのカフェラテを。【完】

17th caffe latte(HS side) ページ15

　

せっかくのチャンスなんだ…言わなきゃ…言わなきゃ…。

Aちゃんの顔を見つめる…。
ちょっと恥ずかしそうに俯いてる。

「Aちゃん・・・。」
A「はっ・・・はいっ？」


あー・・・緊張する…言葉が…出ない・・・。

いざとなると…こんなに何も言えなくなるのか…。


Aちゃんから突如、から揚げを勧められる。

・・・美味しいとは言ったものの、緊張で味がわからない・・・


なんか、ドリンクを頼む流れになってるんですけど…
また失敗する訳にはいかないから、今日はウーロン茶で…！

あれ？Aちゃん、お酒頼んだんだ…。

メニューには・・・ホワイトルシアン…。
それ、結構アルコール強いんだけど…。

ホワイトルシアンが入ったグラスを見つめて・・・

「あっ・・・Aちゃん…それ！・・・」


一気飲みしちゃった…。大丈夫かな？


「・・・Aちゃん、大丈夫？Aちゃん・・・？」


A「あ、だいじょうぶだいじょうぶ・・・」



へらっと笑ってる…さっきと様子が違う。




「・・・もしかして・・・酔ったの？」

A「そんなことないですよぉ？」


にこにこにこにこ






・・・Aちゃんって…









お酒、弱いのか…。


　

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