〜新居〜 4 ページ40
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「お前がメイドだったら、か?」
「……え?」
「あいつらと同じ立場ってことはお前がメイドだったらって話してんだろ?」
「え、まあ、例えばだけど……」
「それはそれで俺は嬉しいけどな。
まあ、お前がもしメイドになって、俺が雇う百人のメイドの中に紛れてても、一番に見つけて嫁にしてるけどな」
「いや、ユンギ!……さん、話が変わっちゃってる……ますよ」
「なあ?俺ってそういう奴だと思うだろ?ハユナ?」
周りを見回し、急に敬語になるAを他所に、後ろからついてきていたメイド長のハユンに意見を求めると、頭を下げたまま答えた。
「はい、ユンギ様のお眼鏡に叶う女性が、どのような立場であっても追い求めて手にされるのがユンギ様ですから」
「解ってるな。流石は俺の専属だな」
「お褒めの言葉、勿体のうございます」
ハユンは長年俺についている専属のメイド。でも“食事”相手じゃない。
メイドは基本、“食事”の相手としないが、どうしても美味そうな女が現れたらメイドとしてではなく、そっち専門になってもらう。
要は囲うってこと。
昔はメイドから正室にまで登り詰めた女もいたらしいから、世の中分からねぇよな?
俺やヒョンは、メイドに手を出して他のメイド達との間に余計な争いが起こらないよう、選出にも気を配っている。
ま、そんなことはどうでもいいか。
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あがしおん(プロフ) - かなこさん» コメントありがとうございます!ドキドキ&しっとりとした雰囲気を暫しお楽しみください♪ (2019年7月3日 7時) (レス) id: 97c4c54377 (このIDを非表示/違反報告)
かなこ(プロフ) - こんな僕でも…を読み返そうかなと思っていたらまさかのユンギ verの連載が始まっててすぐ読みました(*^^*)こっちのお話もドキドキさせてもらってます(〃ω〃) (2019年7月2日 23時) (レス) id: 9abaeb2ac4 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - miyaさん» コメントありがとうです!あぁっ!心臓大丈夫ですかっ?!男前ユンギさんが描けてるなら、もう作者いうことないです! (2019年6月25日 22時) (レス) id: 00967bc65a (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - たきゆさん» コメントありがとうございます! ええ、切ねぇです。正直切ねぇです。切ねぇですが!ボチボチゆるっと更新をお待ちいただけたらなぁ、と! (2019年6月25日 22時) (レス) id: 00967bc65a (このIDを非表示/違反報告)
miya(プロフ) - ユンギがぁ〜男前過ぎて、心臓が痛いです!! (2019年6月25日 21時) (レス) id: 3d660c888b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あがしおん | 作成日時:2019年6月5日 21時