好 ページ3
キーンコーンカーン……
お昼時間。
勿論お弁当など作れるわけがないので学食よ！！！
適当に教科書やノートを机に押し入れ、
一ノ瀬に群がる奴等を無視して教室を出ようとする。
だが…
ガラッ！
zm「沙織〜！一緒に飯くお〜！！」
扉を掴んで開けようとしたが虚しくもそれは空気を掴む。
扉を開けたのは生徒会役員の一人のゾム。
こいつも一ノ瀬にデレデレだ。
ゾムは目の前でニコニコしながら自分を見つめている
私に気づき、あからさまに嫌な顔をする。
zm「うわっ。なんやねんお前。気色わるいわぁ」
「んふふふふふ。いやぁ〜奇遇ですねゾムさん！！
その山盛りのパンをちょーっとシェアハピしてくれちゃってもえぇのよ？」
zm「誰がお前なんかにやるか。
これは沙織にあげんねん。」
ほら。こいつもそうだよ。
口を開けば沙織沙織。って。
故障した機械かこいつらは。
一ノ瀬は入り口にいるゾムに気づいたのか。
こっちにやってくる。
沙織「あら。ゾムさん。今日もご一緒してもよろしくて？」
zm「お、おう！えぇねんで！！」
沙織「うふっ。そうさせていただきますわ」
そう言って沙織は自分の弁当を持ってこようと
この場から離れてしまう。
zm「ほら。邪魔や邪魔。
俺は今から沙織とラブラブすんねん」
「ラブラブって言い方面白いな！好きだよそういうの！」
zm「うっさい。お前ほんまに目障りやねん。
さっさと俺の視界から消え失せろ屑」
「はぇー。本当にひどいね君は〜。
んじゃ！またねゾムさん！！」
そう言ってゾムの横を通り過ぎようとする。
…が、ゾムに腕を掴まれる。
「なに？あ！パンくれる気になった！？」
zm「…沙織にもうなにもしてへんやろうな」
ド低音の暗い声でそう言うゾム。
いやなにもしてへんもなにも……
最初からなにもしてませんし…
「いや。最初からなにもしてませんけど…」
zm「…ほんま。往生際の悪いやつや」
そう言ってゾムは私の腕を離す。
「なんやってん。んじゃ！学食ちゃんが待ってるのでバイバイ！
また会おうね〜！！私ゾムさんのことは好きだから！！」
そう言って私は廊下を走って食堂へと向かった。
zm「俺はお前のこと。大嫌いやわ」
そう言ったゾムさんの声ははっきりと耳に届いた。
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霧華 - すんごく面白い！！短い時間で悪女潰す小説読みたかったのでとっても楽しかったです(*´-`)夢主ちゃんの性格好きですし立ち回りがすごくてめっちゃ面白かったです！続編見てきます！！！ (2020年1月29日 19時) (
レス) id: daf330d400 (このIDを非表示/違反報告)
海月〈くらげ〉 - すいませ〜ん。あの僕の本名佐々木ですぅ〜〜 続編ありがとうございます！今すぐ見に行きます！！！ (2019年7月22日 15時) (レス) id: 2f92b54776 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - おっしゃ！続編あざまぁぁぁす！！！←全部今読んだばっかりな奴w (2019年7月12日 3時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
HARUKA(プロフ) - よっしゃぁ！続編ありがとうございます!!読んできまーす (2019年7月9日 7時) (レス) id: 7a9e10bcca (このIDを非表示/違反報告)
・~・ - 今日初めて読ませていただきました!とても面白かったです!!! スカっとしましたwww (2019年6月7日 21時) (レス) id: 4d12da46eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：医科村 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ikamura0214
作成日時：2019年3月6日 21時
