約束を果たすため【wrwrd!】

約束 ページ37

コンコンッ…！！




ガチャ！！





sha「ういーっす」




「お邪魔します」




tn「…珍しいな。シャオロンが女子と一緒にくるなんて」




sha「んなもん俺の勝手やろ。ほらA。こっち来い」




tn「……………」





まだ私を信用していないのか



トントンは私の方をみてすごく睨んでくる。



私はそのトントンの目線に気づかないふりをして



シャオちゃんの隣に座る。



今この場にはトントン。グルッペン。シャオちゃん。



そして私しかいない





gr「A。連日で呼び出してすまない」




「いいえ。部活にも委員会にも入っていないので

暇です。別に大丈夫です」





gr「そうか。今回お前を呼び出したのは

【生徒会に入って欲しい】からだ」





「…え？」





トントンやシャオちゃんはびっくりしている。



そりゃあそうだ。





tn「ちょ、ま、待ち！？グルさんあんたわかってんの！？

生徒会に女子を入れる行動！！お前…！」




gr「わかっている。だがAなら大丈夫だろう」





生徒会に入る。つまり



この学校を取り締る存在になるということ。



今現在。生徒会には男子しかいない。



男子だらけで顔も整っている生徒会。



女子のファンクラブができるレベルに人気だ。



その中に一人女子が放りこまれたら？？？




「あんた色目使ったんじゃないの？」




とか言われそうだな。





sha「A！！やめとき！！」




tn「せ、せや！！ここにおったら身のためにもならん！」





焦りながら私を説得するトントン。



嗚呼。あれは本当に焦ってるな。



そりゃあ色々やることが増えるし、



ましてや生徒会に女子。



初めてだろうね。



でも私はただの幹部。





スッ…





私は立ち上がって、





「あんたに逆らえるはずもなくて？

というより反対しようにもできないもんね？

グルッペン」





そう言って私は頭を下げる。





「不束者ですが、どうぞよろしくお願いいたします」

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