約束を果たすため【wrwrd!】

約束 ページ23

ut「…え？」




gr「…本当か？」




「もうあなた達になに言っても通用しないことが分かりました。

だから本当のことを言っているんです」





私は真剣な目でグルッペンを見る。



だって。本当のことだもの





gr「ほう……。お前の目は嘘をついているようには見えない。

本当のことなんだな？」




「はい」




ut「えっ。じゃあ俺とも会ってるってこと？」




「そうですね」




ut「まじかー！俺こんな可愛い子と知り合いやったんかー！」





そう言って喜ぶ大先生。





「……お世辞は要りません。

そもそも覚えていないと思いますがあなた方は

私を避けていたんですよ？」





ut「…え？」





この際だから全部吐きだしてしまおう。



吐きだしたら楽になるかも知れない。





「私はなにもしていないのにあなた方に理不尽なことをされる日々。

そして避けられる日々を送っていました。

3年生は知りませんが、今日習った特攻隊のことですが

あれは私のことです」




ut「…まじ？」




「今更嘘を吐くと思いますか？」




ut「…なんも覚えてへんけど……

俺がやったことなら謝るわ……ごめんな」





大先生は頭を下げる。





「別に…謝罪を求めているわけではありません」




gr「ほう……それなら、もっと我々国について聞きだせそうだな」




ut「グルちゃん…まだ聞きだそうとしてんの？」




「別に構いませんよ。

我々国についてならなんでもお聞きください」





そう言って私はニコッと笑った。

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