15話 ページ16
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万丈「サイクロン！」
半田の周りに現れた突風はその体を宙へと投げた
寺門「百烈ショット！」
帝国になす術なし状態の雷門。帝国は雷門を徹底的に潰すため、ボールを当てにきた。気づいた頃には18点と得点板の点数が変わっていた
A「(こいつら…)」
鬼道「出てこいよ…出てこい。さもないと、最後のあいつを」
寺門「叩きのめす！」
雷門イレブンで唯一立っていられる円堂に3人がかりでボールを当てにきた。とうとう我慢の限界のAは木の上でユニフォームを着て豪炎寺の隣に着地して2人の視線がしっかりと合う
豪炎寺「！…いつの間に着替えたのか」
A「豪炎寺」
豪炎寺「なんだ？」
A「私は、自分に嘘をつかないと決めた…豪炎寺も自分から目を背けちゃいけないんだ」
豪炎寺「だから俺は！」
A「長くは待てない」
そう言って視線をグラウンドへ向けると歩き出す。グラウンドに向かって歩き出す存在にガヤが大きくなっていくと試合をしている当人達も気になり始めたようだ。鬼道は誘い出せたと思いその方向に視線を向けると、自然と目を見開く。あれ以来全く見ていなかったずっと探し続けていた人。その人は何故か自分と同じユニフォームではなく対戦相手、雷門のユニフォームを着ていた。他の帝国メンバーも驚きが隠せない
鬼道「！…A、お前が何故ここに！」
佐久間/源田「「A！」」
帝国「「「Aさん！」」」
Aは影山を見ながらグラウンドへ入ってくる。審判がすかさず止めに入る
審判「君は！」
A「いいですよね？“鬼道さん”？」
鬼道「！…あぁ…」
審判「雷門中選手交代です！」
円堂「雨宮！やっと来てくれたのか！」
A「悪い、遅くなった」
円堂「雨宮が来てくれたんだ！みんなやろうぜ！」
染岡「おい、女にサッカーできんのかよ！」
風丸「Aいくらサッカーできても相手は強すぎる！」
A「私が証明しよう。太陽の女帝の名にかけて…少林寺、交代だ」
少林寺「すいません！お願いします！」
Aと少林寺が代わり、帝国イレブンを見回すと全員が驚いた表情をしている。更に人差し指を前に突き出すと帝国の表情が恐怖に変わる。彼女の怖さは帝国イレブンがよく分かっている。また目金のキックオフから始まり、染岡がAに出すと1人で凄まじいスピードで上がっていく
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作者名：shortpeace | 作成日時：2023年1月6日 1時
