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Side N
俺は友達と帰るのが好きで
そのことを知ってる中崎裕美は
彼女とはいえ基本的に誘ってくることはない。
というか実際誘われても
また今度って俺が断るのがだいたいだから。
その中崎に一緒に帰れるかって言われて
めずらしくいいよって答えた。
アイツの頭を触ろうとした手。
触れそうで触れなかった髪。
とっさに了承してしまったのは
後ろめたさなのかなんなのか。
まぁ、見てたんだろーね。
あのタイミングは狙ってたか…
ま、例え狙ってたとしても
中崎が悪いわけじゃないけど。
これといって話すこともなく
や、喋る気になればそりゃ話繋げれんだけど
その気になるわけもなくて。
聞かれることをポツポツと返して
デートしようって誘いを今度ねって流して。
クラスでも何人かが住んでるらしい
駅近のムダが多すぎるほど広い敷地にある
巨大なファミリーマンションに中崎を送る。
なんだかんだと聞いてくるのが面倒で
アイドルさながらニッコリ笑顔で笑ってやる。
そうすると大体黙ってくれるから。
んじゃまたねって笑顔を振りまいてUターン。
嬉しそうに見送ってくれる中崎を背に
来た道を戻りながらどっと疲れが押し寄せてきて
駅の反対側にある家に向かって足を速めた。
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でこぼこ(プロフ) - 櫻宮さん» ありがとうございます！とっても嬉しいお言葉(о´∀`о)単純な作者なので、きっと今日明日にはまた何話かUP出来ると思います（笑）最後まで是非お付き合いください(^^) (2019年11月8日 10時) (
レス) id: deca25d402 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 実はこういったお話が凄く好きで不器用だけど真っ直ぐな皆とか何か確執みたいなものを抱えているとか…でこぼこさんの作品をもっと読みたいと思いました！ (2019年11月6日 10時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
でこぼこ(プロフ) - 櫻宮さん» コメントありがとうございます(*^^*)あやふやな関係やふわふわした感情に翻弄され気味の主人公が、嫌われたら可哀想だなと思っていたので、愛おしいと言って貰えたことがとっても嬉しい！櫻宮さんの言葉を励みに、また書き進めていきますね(´∀｀*) (2019年11月5日 16時) (レス) id: deca25d402 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 皆不器用だけど真っ直ぐで…そんなあやふやな位置関係にいる主人公が健気で愛おしくて好きです。早く次が読みたい！ (2019年11月5日 12時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぼこ | 作成日時：2018年11月29日 14時
