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部屋に戻ると座ってた席はもう埋まってて
どこに座ろうかなぁと全体を見渡すと
思いがけず二宮くんと目が合った。
ふわりと目尻を下げて笑いながら
頬杖をついていた手を振って
ちょいちょいとあたしを呼ぶ。
正直な心臓がずきゅんと鳴いた。
千春はまだ桃ちゃんといるし
さっきまで話していた加藤くんは
男子の集団に混ざって曲選び。
意外なことに画面横のステージでは
普段あまり目立たないタイプの子が
有名なロックバンドを本人さながらに熱唱中。
おまけに想定外のうまさで超盛り上がってる。
誰かと喋ってた風でもない二宮くんは
コの字型ソファの一番奥の方にいて
特に目立つ場所ってこともなさそうで。
きょろきょろと周りを気にしながらも
二宮くんのいる方へ近づいていくと
お尻をひょいっとよけて場所を空けてくれる。
そこに遠慮なくあたしが座ると
ふふっと笑って少し下を向いた。
この頃はテストや懇談があって
学校も塾もいつもとリズムが違うから
近くでこうしてゆっくり顔を見るのは
なんだか久しぶりのような気もする。
女子顔負けの可愛い表情なうえに
真っ白でつるつるぴかぴかの
雅紀いわくお餅みたいに伸びる肌。
「ふは。見過ぎじゃない？」
何よ？って言いながらも
むにゅんと笑った口元が…… かわいい。
「んーん、なんでもない。」
悔しいから言ってあげない。
と意地を張ってみたところで。
「なんで全然となり来てくんないのよ？
寂しいじゃん。待ってんのに。
Aは？来たくなんないの？」
そんなこと口尖らせて言うんなんて。
二宮くんはいつも反則ばっかりだよ。
時々急なストレートを投げてくるから
返すこっちまでつい素直になっちゃうの。
「…来たかった、けど…。」
「うん。けど？」
「…でも、みんないるし…？」
「ふふ、誰も見てないって。
みんな勝手に好きなことしてんだから。」
「まぁ、そうだけど。」
「相葉さんとはイチャイチャしてたくせに。」
「え？！…してないし！」
「ふーん、そ？ま、いいけど？」
「ほんとだよ？っていうかするわけないじゃん！」
もう！って肩を叩いたら
大げさに痛がるいつも通りの二宮くん。
会話はいつものあたしたちだけど
場所が場所なだけあって
普通に喋ってたら全然聞こえないから
すべての会話はお互いの体を寄せて
耳元で順番に話すことになる特殊な状況。
ドキドキするのが自分ばかりで
やっぱりちょっと悔しい。
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櫻宮 - 久しぶりの大量更新感謝ですm(_ _)m[友達以上恋人未満]な関係の二人。そして恐らく好きであろう潤くん。うわぁ、なんかカオス、(^^;)これからどうなるんだろ。続き楽しみです！ (2021年7月6日 8時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - なんだ。。知らなかったんだ。良かった笑笑...とりあえず年明けに全部撮り溜めしてたテレビ見ます。紅白で終わりなので凄く寂しいですが仕方のないこと。5人で戻って来ることを待ちましょう。大丈夫。まだ終わりじゃないよ。 (2020年12月29日 13時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - えっ大野さんあなたいつの間に。。(^-^;てことは潤くん大野さんのこと知ってる？？あーもーっ続き気になる！！ (2020年12月13日 17時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - お互い凄い強欲(爆)笑っちゃう笑笑更新楽しみです！ (2020年11月29日 16時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ニノはどっちなんだ？よくわからんユミちゃんか夢主ちゃんなのか、、笑笑更新楽しみです！ (2020年11月14日 10時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぼこ | 作成日時：2020年8月29日 21時
