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くすぐったくて身を縮めると
あたしをぐるりと抱きしめてる腕が
逃がさないって言うみたいな強さで
ぎゅうぎゅうとまた締め付ける。
何を言われたわけでもないのに
そこにある確かな温度を感じると
まるで好きって言われてるような
そんな錯覚を起こす気がする。
「あーあ。これだから天然は…。
やっぱ前言撤回してい？悪魔の勝利。」
笑い声を含む声に顔をあげると
見慣れたイタズラっ子の目があった。
「デートしよ。年明け。」
「…え！？デートって…。」
「受験ラストまで約3ヶ月？
最後まで走りきるだけの充電てことでさ。
一回だけデートしない？俺と。」
「でも、それって…あの…。」
「ん、分かってる。
悪いことしてるわけじゃないけどさ。
今見つかると面倒なのは避けらんないし。
そうならないように場所は考える。」
きっと今の二宮くんの頭には
裕美ちゃんの顔が浮かんでるんだろう。
もはやそのデートをすることが
良いのか悪いのかも判断できないし
考えるほどに色々と分からなくなるけど。
「多分ちょっと遠くなるかもだけど。
ね、1日だけ付き合ってよ。いいでしょ？」
目の前の二宮くんの楽しそうな顔を見たら
十中八九の人がNOとは言えないはずだ。
「いいのかな？」
「うん。いい。って俺が言うから
Aは行くって言って。」
「…うん、行きたい。」
「…そういうとこ。ほんと………だわ。」
続けて何か言ってたけれど
頭ごとまるっと抱きしめられて
残念ながらその声はあたしの耳に届かない。
聞き返すのも野暮なのかな？とか
聞こえたふりの方が失礼かな？とか
こっそりと思案しながらも
大人しくその中に納まってみる。
自分の心音がやけに大きく聞こえた。
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櫻宮 - 久しぶりの大量更新感謝ですm(_ _)m[友達以上恋人未満]な関係の二人。そして恐らく好きであろう潤くん。うわぁ、なんかカオス、(^^;)これからどうなるんだろ。続き楽しみです！ (2021年7月6日 8時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - なんだ。。知らなかったんだ。良かった笑笑...とりあえず年明けに全部撮り溜めしてたテレビ見ます。紅白で終わりなので凄く寂しいですが仕方のないこと。5人で戻って来ることを待ちましょう。大丈夫。まだ終わりじゃないよ。 (2020年12月29日 13時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - えっ大野さんあなたいつの間に。。(^-^;てことは潤くん大野さんのこと知ってる？？あーもーっ続き気になる！！ (2020年12月13日 17時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - お互い凄い強欲(爆)笑っちゃう笑笑更新楽しみです！ (2020年11月29日 16時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ニノはどっちなんだ？よくわからんユミちゃんか夢主ちゃんなのか、、笑笑更新楽しみです！ (2020年11月14日 10時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぼこ | 作成日時：2020年8月29日 21時
