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約束ではもう少し下で会うはずだったけど
二宮くんは一番上まで来てくれたらしい。
一応男子だとはいえ
ひときわ細い気がする二宮くんの足。
「上がって来てくれたの？ありがとう。
…階段しんどかった？よね？」
「真っ暗すぎて心配だわ。さすがにこれは。」
「そう？大丈夫だよ？
ま、何にもないもんね。人もいないし。」
「そう、それよ。問題は。
人がいないのも心配だけど
いたらいたでそれも心配だし。
…ま、足は棒んなってますけど。」
「ふふ、二宮くん足細いもんね。」
「それディスってんでしょ？」
「違うよ、褒めてるの。羨ましいもん。」
「足細いっつって喜ぶ男いないし。」
拗ねたように尖がる唇が可愛いくて。
「…ふふっ。」
つい笑ってしまう。
いつも大人びてる二宮くんが
時々見せてくれる子供っぽい仕草が
実は好きなんだって言ったら
きっともっと拗ねるんだろうけど。
「…笑ってんじゃないよ！」
うりゃっと首に巻き付けてきた腕が
あたしにヘッドロックを仕掛けて
そのままずるずると階段へ2人座り込んだ。
何のテレビ見てた？とか
正月の予定はあんの？とか。
話してる内容なんて
実は電話の時と変わらない。
だけどそこにいる、という事実は
あたしをなんとも浮かれた気分にさせる。
ただでさえ年末で浮かれてるのに
と、顔の筋肉をきゅっと引き締めた。
「年明けたら受験まっしぐらだね。
あーあ…二宮くん勉強してる？
あ、勉強しなくても受かるか。」
「Aは？どこ受けるか決まった？結局。」
以前電話のときに話の流れで
まだ決まってないからって曖昧にしたけど
相変わらずの記憶力で覚えていてくれたらしい。
「…まだ、かな。」
「そか。ま、まだ時間あるしね。
ゆっくり決めればいーじゃん。」
「だよね、うん。ありがと。」
その時の話によると
二宮くんは風高1本に絞っているらしい。
親がすげぇうるさいから
一応滑り止めの私学は受けるけど。
なんて言ってたけど
正直、二宮くんなら風高は楽勝だ。
もっと上も全然目指せるはずなのに
近いのが1番って譲らなくて。
通学時間なんて人生の無駄遣いBEST3に入る！
という理由を先生に声高らかに宣言した時は
いかにも二宮くんらしくて笑ってしまった。
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櫻宮 - 久しぶりの大量更新感謝ですm(_ _)m[友達以上恋人未満]な関係の二人。そして恐らく好きであろう潤くん。うわぁ、なんかカオス、(^^;)これからどうなるんだろ。続き楽しみです！ (2021年7月6日 8時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - なんだ。。知らなかったんだ。良かった笑笑...とりあえず年明けに全部撮り溜めしてたテレビ見ます。紅白で終わりなので凄く寂しいですが仕方のないこと。5人で戻って来ることを待ちましょう。大丈夫。まだ終わりじゃないよ。 (2020年12月29日 13時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - えっ大野さんあなたいつの間に。。(^-^;てことは潤くん大野さんのこと知ってる？？あーもーっ続き気になる！！ (2020年12月13日 17時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - お互い凄い強欲(爆)笑っちゃう笑笑更新楽しみです！ (2020年11月29日 16時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ニノはどっちなんだ？よくわからんユミちゃんか夢主ちゃんなのか、、笑笑更新楽しみです！ (2020年11月14日 10時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぼこ | 作成日時：2020年8月29日 21時
