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事前にイメージしていた通り
お皿を下げるふりでこたつを抜けて
その時にちらっと横の席の潤くんを確認。
ちょうどテレビの番組について
うちのお姉ちゃんと語り合っていて
お姉ちゃんナイス！と心の中で告げて
知らん顔でそのままキッチンへ。
シンクに使ってたお皿をおくと
そのままトイレからの自分の部屋。
ここまでの流れが予定通りすぎて
逆にちょっと怖いぐらい。どきどき。
手持ちの荷物は最小限に玄関へ。
なぜなら
ちょっとポストに行ってた！
という理由を一応用意しているから。
静かに玄関へ行って靴を履いて
数えること、長く感じる30秒…
誰も来ないのを確認して外へ。
あんなに緊張していた家の脱出は
なんと想像以上にあっけなくクリアした。
あと数時間で今年が終わる
という頃のマンション内はとても静かで
もっと真夜中のような錯覚に陥るけど
実際はまだ9時20分を過ぎたところ。
ここが東京だったらもっと賑やかなのかなぁ
とニュースで時々見る渋谷を思い出す。
二宮くんとの待ち合わせは
マンションの敷地を出て数十メートル
公園の角を曲がったところにある
通称、地獄階段と呼ばれるところ。
山を削って造られたこのあたりは
どこも坂道だらけになっていて
地獄の階段はその近道のために作られたもの。
250…？何段だったか忘れたけど
とにかく長い階段がジグザクになっている。
マンションの中はあんなに静かだったけど
道路沿いを歩いてるとちらほら車がいて
街が動いてることにはちょっとホッとする。
年末の空気はじんじん肌に染みる冷たさ。
だけど家を出るだけで少し汗ばんでたあたしには
火照った顔を落ち着かせるのに丁度よかった。
地獄階段に差し掛かった所でスマホが鳴った。
気がつかないと困ると思って
家を出てすぐにマナーモードを解除してたから
思わぬ大きな音に体がビクンと揺れる。
慌てて出ようと画面を見たところで。
「A？」
一つ下の階段の踊り場のところから
知ってる声があたしを呼んだ。
「…二宮くん？」
一応確認のためにそう答えると
軽やかなと靴音が徐々に近づいてきて
視界の先にひょこっと二宮くんが覗いた。
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櫻宮 - 久しぶりの大量更新感謝ですm(_ _)m[友達以上恋人未満]な関係の二人。そして恐らく好きであろう潤くん。うわぁ、なんかカオス、(^^;)これからどうなるんだろ。続き楽しみです！ (2021年7月6日 8時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - なんだ。。知らなかったんだ。良かった笑笑...とりあえず年明けに全部撮り溜めしてたテレビ見ます。紅白で終わりなので凄く寂しいですが仕方のないこと。5人で戻って来ることを待ちましょう。大丈夫。まだ終わりじゃないよ。 (2020年12月29日 13時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - えっ大野さんあなたいつの間に。。(^-^;てことは潤くん大野さんのこと知ってる？？あーもーっ続き気になる！！ (2020年12月13日 17時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - お互い凄い強欲(爆)笑っちゃう笑笑更新楽しみです！ (2020年11月29日 16時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ニノはどっちなんだ？よくわからんユミちゃんか夢主ちゃんなのか、、笑笑更新楽しみです！ (2020年11月14日 10時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぼこ | 作成日時：2020年8月29日 21時
