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カラオケ前の道路のひとだかりから
聞きなれたクラスメイトの声がする。
−あ、きたきた！
「ごめんね！あたしたち遅かった？」
団体の隙間に飛び込むと
大丈夫だよ！って聞きなれた声。
お疲れ様って言いながら振り向くと
ほくほくと楽しそうな雅紀がいた。
「あ、今日は幹事ありがとう。
なんか手伝うことあったら言ってね？」
「ありがと！でも俺何もしてないけどね？」
うひゃひゃっと独特な笑い声が響いて
子供のような満面の笑顔に心が和む。
完全なる真冬だっていうのに
雅紀の周りはいつも何故かあったかい。
本当に昔っから変わらないな。
どうしてこうも優しくいられるんだろう。
そう思って雅紀を見上げると
ん？と首を傾げた後にこりと笑って
ぽすんとあたしの頭に手をおいた。
「あんまイチャついてっと
誰かさんが拗ねるよ。」
ぬっと横から現れたのは大野くん。
思わず体がびくっとなったあたしを見て
ふふふふっと笑い出して…
「Aちゃんってさ、あれだ。小動物。」
「え？小動物？」
「んー、なんつぅか…
あんま追い詰めたらダメなやつ。」
「ん？えっと、あたしの話…？」
「…ふふ、や、なんでもない。
相葉ちゃん、早く店入ろ。さみ…。」
目を細めてあたしを見たと思ったら
子供みたいにぶるりと体を震わせて
ふらふらとお店の方に向かっていく大野くん。
そのまるまった背中を追うように
クラスの団体が少しずつ移動を始める。
今日もまた掴みどころがない人だなって
ついその後姿を目で追ってたら
横から体当たりしていく二宮くんが見えた。
それぞれは大人っぽいのに
あの2人があんな風にじゃれ合うと
まるでカップルみたいに可愛くなる。
「今日のこと、にのに誘われた？」
雅紀が高い背を縮ませて
あたしの耳元に小声でささやいた。
思わず周りの目が気になって
きょろきょろと見まわしてみたけど
みんな店のエレベーターに向かっていて
誰もあたしたちのことは見てない。
「あ、うん。この前電話で…。」
「ほんと？よかったねー。」
にこにこ。ふわふわ。
雅紀の笑顔が振ってくる。
自分のとったとっさの行動はつまり
いけないことをしている自覚があるって事。
じゃなかったらこんな風に
コソコソしてばっかりなんか…
あたし何やってるんだろな…
っていうため息は今日も健在だ。
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櫻宮 - 久しぶりの大量更新感謝ですm(_ _)m[友達以上恋人未満]な関係の二人。そして恐らく好きであろう潤くん。うわぁ、なんかカオス、(^^;)これからどうなるんだろ。続き楽しみです！ (2021年7月6日 8時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - なんだ。。知らなかったんだ。良かった笑笑...とりあえず年明けに全部撮り溜めしてたテレビ見ます。紅白で終わりなので凄く寂しいですが仕方のないこと。5人で戻って来ることを待ちましょう。大丈夫。まだ終わりじゃないよ。 (2020年12月29日 13時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - えっ大野さんあなたいつの間に。。(^-^;てことは潤くん大野さんのこと知ってる？？あーもーっ続き気になる！！ (2020年12月13日 17時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - お互い凄い強欲(爆)笑っちゃう笑笑更新楽しみです！ (2020年11月29日 16時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ニノはどっちなんだ？よくわからんユミちゃんか夢主ちゃんなのか、、笑笑更新楽しみです！ (2020年11月14日 10時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぼこ | 作成日時：2020年8月29日 21時
