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「やっぱAか。」
「潤くん！」
レジの店員さんに変わるわと声をかけつつ
あたしたちのところに潤くんが歩いてきた。
パンを詰めようとしてくれていた
エプロンの似合う可愛い店員さんが
きゅんって顔で潤くんを見たあと
これは誰？って目であたしを見る。
昔っから慣れっこの視線だ。
すいません…
そーゆうのじゃないんです…
と言ってあげたいけど言えないから
申し訳ない気持ちでペコリと頭を下げる。
「どした？何かあったか？」
当の本人は知ってか知らずか
天使の微笑みをその店員さんに向けたあと
怪訝そうにあたしを見つつレジへついた。
「知り合い？」
「あ、うん。クラスメイトだよ、大野くん。
今ここでね、たまたま会ったの。」
あたしの大量のパンへ手を伸ばした潤くんが
ちらりと流し目で大野くんを見てから言う。
「クラスメイト…ね。」
長いまつげを瞬かせた潤くんは
大野くんににこりと完璧な笑顔を見せてから
優雅な仕草でパンを袋に詰め始めた。
「う、うん。あ、ほら！覚えてない？
文化祭ですっごい絵が上手だったって話。」
「ああ、なんか言ってたな。」
「そう、あのお化け屋敷の壁一面に…」
「たしか壁画書いたんだっけ？」
「そうそう！その大野くん！
ものすごーく才能ある人なんだよ？」
文化祭のあとクラスの子に貰った写真を
潤くんに見せたことを思い出して説明すると
すぐに思い出してくれたらしい。
「ところでどうした？
買いに来んの珍しいだろ。」
「あ！そうそう！そうだった！」
危ない。
大野くんの思わぬ登場で
すっかり本題を忘れるとこだった。
じゃーん！と言いながら
潤くん専用の鍵付きキーホルダーを掲げる。
「今日家のカギ忘れてったでしょ？」
「…あー、そうか。
そう言えばメール来てたわ。」
帰りうちに来るって聞いてたけど
潤くんが恰好つけて働いてるところ
久々見てやろうと思って持ってきた！
ってちょっと胸を張って答えたら
カウンターの向こうから腕が伸びてきて
ぐしゃぐしゃと頭を撫でまわされた。
「助かった。サンキュな。
あと一時間ぐらいであがれると思う。
一緒に帰るから食って待ってろ。」
手櫛で髪の毛を整えながら
うんっと声を上げたところで
すっかり忘れてた横の大野くんが
一緒に住んでんの？と、首を傾げた。
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櫻宮 - 久しぶりの大量更新感謝ですm(_ _)m[友達以上恋人未満]な関係の二人。そして恐らく好きであろう潤くん。うわぁ、なんかカオス、(^^;)これからどうなるんだろ。続き楽しみです！ (2021年7月6日 8時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - なんだ。。知らなかったんだ。良かった笑笑...とりあえず年明けに全部撮り溜めしてたテレビ見ます。紅白で終わりなので凄く寂しいですが仕方のないこと。5人で戻って来ることを待ちましょう。大丈夫。まだ終わりじゃないよ。 (2020年12月29日 13時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - えっ大野さんあなたいつの間に。。(^-^;てことは潤くん大野さんのこと知ってる？？あーもーっ続き気になる！！ (2020年12月13日 17時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - お互い凄い強欲(爆)笑っちゃう笑笑更新楽しみです！ (2020年11月29日 16時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ニノはどっちなんだ？よくわからんユミちゃんか夢主ちゃんなのか、、笑笑更新楽しみです！ (2020年11月14日 10時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぼこ | 作成日時：2020年8月29日 21時
