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たまに読む少女漫画の中では
イケメンクラスメイトが激甘なセリフを言って
これまた実は超美人さんでしたみたいな主人公が
私も〇〇くんが好きなの！！って返すんだけど。
…現実はそうもいかない。
今、二宮くん
好きって言ったよね？
というところまでは分かるんだけど。
どうやったらあんな可愛い感じで
私も！とか言えるんだろう…
は、恥ずかしすぎる…！！
しかもそういう意味じゃないかもしれないし？
とか思ったらもう…言葉が出ません…
「…ぷはっ。こら！何か言いなさいって。」
「な、なにかって…言われても…っ」
しどろもどろなあたしを
クツクツと笑ってる二宮くん。
いや、笑いごとじゃないよ！
と返す余裕もないぐらい顔が熱い。
ものすごい勢いの火照りを抑えるべく
机に放置してた下敷きを引っこ抜いて風を送ると
ぺこんぺこんとマヌケな音が流れた。
二宮くんが何も言わないから
あたしも何も返さず熱を冷ます。
今あたしが何をしてるのか
きっとお見通しであろう二宮くんの
時々漏れるふふっていう笑い声が耳に届く。
誰かの漏れ出る息の音が
こんな風に心地よいと思えること
そこにいると分かるだけで嬉しく思えること。
これが好きってことなんだろうか。
「ねぇ。」
一段と低く落ち着いた二宮くんの声。
「ん？」
「クリスマスプレゼントさ、なくていいから
代わりに時間くれない？できれば大晦日。」
1年最後の締めくくり。
できれば2人で会いたい。
…って。
身体の奥底に響く妙にツヤのある声で
あたしの視界はぐらぐらと揺れた。
断れる人なんて、きっといない。
「…うんっ。」
あたしも会いたいって
言いたくて言えなくて
精一杯の気持ちで返事をした。
前はもっと勢いで話してたはずなのに
色々と意識し始めてしまったら
素直に言葉を吐き出すのが難しくなった。
よく思われたいと思ってしまったり
反応をうかがってしまったり…
あたしって人間は思いのほか
ずっとずっと欲張りだったらしい。
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櫻宮 - 久しぶりの大量更新感謝ですm(_ _)m[友達以上恋人未満]な関係の二人。そして恐らく好きであろう潤くん。うわぁ、なんかカオス、(^^;)これからどうなるんだろ。続き楽しみです！ (2021年7月6日 8時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - なんだ。。知らなかったんだ。良かった笑笑...とりあえず年明けに全部撮り溜めしてたテレビ見ます。紅白で終わりなので凄く寂しいですが仕方のないこと。5人で戻って来ることを待ちましょう。大丈夫。まだ終わりじゃないよ。 (2020年12月29日 13時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - えっ大野さんあなたいつの間に。。(^-^;てことは潤くん大野さんのこと知ってる？？あーもーっ続き気になる！！ (2020年12月13日 17時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - お互い凄い強欲(爆)笑っちゃう笑笑更新楽しみです！ (2020年11月29日 16時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ニノはどっちなんだ？よくわからんユミちゃんか夢主ちゃんなのか、、笑笑更新楽しみです！ (2020年11月14日 10時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぼこ | 作成日時：2020年8月29日 21時
