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「…あのさっ。
 や、大したことじゃねぇんだけど。
 …これ、受け取って貰えない?」


学校指定の重たいカバンから
がさっと音が聞こえたと思ったら
小さな紙袋を手渡されて。


「ん?これなに?」


ぎゅっと手に握らされたから
反射的に受け取ってしまう。


「あ、待って。開けないでいい。」


中を確認しようと袋を覗きこむと同時に
翔くんの手で入口を閉められてしまった。

チラッと見えたのは
ちいさな四角い赤い箱。


「家で!家で見て!」

「え、でも。あの…これって…」

「すげぇ迷ったんだけど、さ。
 …クリスマスプレゼント、なんだよね。
 いいやつ見つけたから買っちゃってさ。
 貰っても困るだろうからって
 渡すのやめようと思ってたんだけど
 …昨日のデート、楽しかったから。
 それのお礼ってことでやっぱり貰ってよ。」

「お礼って…そんなのおかしいよ。
 あたしの方がお礼しなきゃなのに。」

「や、それ口実ってことで
 納めてもらえません?ってお願い。」

「…けど、でも!
 あたし…翔くんにまだ買ってなくて…」

「あ、いいのいいの。
 っていうか普通まだじゃね?
 俺が早すぎるんだって(笑)」


外からそーっと商品を触ると
やっぱり四角い箱が袋越しに触れる。


「すげぇ似合いそうだったんだよ。
 売れちゃったら嫌じゃん?
 とか思って先買っちゃったー。」


あはっと笑う翔くんの目が
すごく優しくて…また泣きそうだ。

ダメ。
泣かない。


「…貰って、いいの?」

「お!ぜひぜひ貰ってー。
 つか、良かった。嬉しいよ。
 受けとってくれないかと思ったから。」


我ながら図々しいなって思う。

だけど翔くんを思って選んだ物なら
翔くんに受け取って欲しいって
きっとあたしは思うから。

正解は…わかんない。


「翔くん、ありがとう。」


伝える言葉もこんなのしかないけど
ホントに感謝してるんだよ。いつも。いっぱい。

微笑んだ翔くんが歩きだしたから
こそっと目を擦ってからその背中に追いついた。






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櫻宮 - 何だろ、、ふたりの遠距離恋愛ならぬ近距離恋愛。うひょー!!痺れるねぇ恋だねぇ。。続き楽しみ!! (7月5日 7時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - もう!にのちゃん!ぐずぐずしてると、翔くんとより戻しちゃうぞ!!やきもきしますね。続き気になるなぁ。というか相葉ちゃんと大野さん出てきてないけどどうなってんの??とこちらも気になります(^^; (6月28日 17時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - もちろんです!不器用すぎる3人。どうなるのか。楽しみ!! (6月25日 12時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
でこぼこ(プロフ) - 櫻宮さん» あはは、相変わらず渋滞している不器用たちです(´∀`*)まだまだヤキモキともどかしさと甘酸っぱさが続く可能性大ですが(笑)引き続きよろしくお願いします(^^) (6月24日 19時) (レス) id: deca25d402 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - やばい。にのが…にのが。不器用すぎるー!!なんか可愛いなぁ。甘酸っぱい関係。これからどういう展開になるのか楽しみです!! (6月22日 9時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:でこぼこ | 作成日時:2020年3月29日 10時

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