でっかい愛 ２

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ねだってるような、そんな顔してたみたい。


「とも、もっと？して欲しい？」


大毅くんに、くすって笑われた。


「ん、もっと」


「可愛ええなあ。
ゲーム、もう終わりな」


「ん・・・」


コントローラー、手から外されて。

床に置かれた。


キス交わしてるだけで、

身体の奥から熱が沸き起こってきて、
息が荒くなる。

ヒートの時みたいやけど、
あの時のような苦しさや痛みはなくて。


愛おしさだけが溢れてくる。


「とも、そんな顔されたら止まらへん」


俺、きっと、恥ずかしい顔してるねや。


「・・・見んといてや」


両手で顔隠そうとしたら、

その手をつかまえられて、

床に押しつけられた。


「全部見せて」


「視線痛いもん。
大毅くんの目力、半端ないから」


あ、名前で呼んでもうた。
　
大毅くん、指摘はせえへんかったけど、
嬉しそうに片笑窪見せた。


「そら、しゃあないやろ。
こんな可愛ええ子が番やねんもん」


番って言われるの、俺が好きなん知ってて。

何度も口にする。


耳たぶにキスされて、ふわふわしてきた。


甘い刺激に溶かされて。


声、我慢出来へん。



「は、あ、ああっ、・・・」


「とも、大丈夫そやな。
えっちな声しとるし」



「やめて、言わんといて」


「無理。可愛ええ子はいじめたいもん」


部屋着のTシャツの裾、捲られて。


すうっと、エアコンの風が当たる。


大毅くんのキスが降ってきて、
ひんやりした感覚はすぐになくなった。


ヒートやなくても、こんな感じてまうなんて。


でも嬉しい。


大毅くんと、一つになりたい。



「番って、宝物って意味やな、きっと。
ともも思えへん？」


「んっ、んん・・・」


気持ち良くて、頭の芯が痺れてて。

うなづくのだけで精一杯。


「ともは、ほんま、可愛ええ、俺の恋人」


大毅くんは余裕あるねんな。


それがちょっと悔しかったりして。


初めて、俺から、深いキスしたら、

大毅くん、何とも言われへん、深いため息漏らした。


「どこでそんなん覚えてきてん」


「どこって、大毅くんに教えられたんやん」


「・・・この子は、ほんまもう。たまらん」


「・・・あかん？」

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