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総統や幹部といった、友人にも会いたくても会えない状況に、彼はいる。
夜になれば部屋の扉は施錠され、世話係と称した見張りが彼を監視している。
それでも時折、自由な時間が与えられるのは、総統の温情だった。
(その自由な時間を、女相手に使うのは鬱先生らしいけど)
日々監視され、囚人のような扱いをされている彼にとって、唯一の逃げ場はそれなのだろう。
そして傷を付けて帰ってくるのだ。
(もう元には戻れないのかな。もう一度、はないんだろうか)
「じゃ、顔も見たことですし、今日は戻ります。
また明日来ますから、そのときゆっくりお話ししましょう」
「そやな。いつもありがとうな」
ショッピが立ち上がって、鬱にそう伝えれば彼は少し寂しそうに笑った。
チーノも軽く頭を下げて部屋を後にする。
鬱は扉が閉まる最後まで二人に手を振っていた。
「……偉いなぁ。ほんまに」
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鯉口(プロフ) - あきらさん» コメントありがとうございます！最初の注意事項の項目を読んで察していただけると幸いです (2022年7月20日 0時) (
レス) @page1 id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
あきら - 宝石の国、、、、？あっいつも見てます頑張ってください (2022年7月19日 18時) (レス) id: 59a8197af5 (このIDを非表示/違反報告)
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