出来ません64 ページ21
4人の疲れが見えてきたところで終わりにしようと呼びかけた。
『てかもう終わりにしますよ。やり過ぎです』
これで猫から解放された。
猫耳をうらたさんに返した。意地悪されないためにも自分で持っておくのもありかと思ったが、一応うらたさんの私物ということで返しておいた。今後何かうらたさんを怒らせたら猫耳の刑になるだろう…
う「はぁ…ごちそうさまでした」
さ「やべ、Aが怒っとる!!」
『ほんと覚えておいてくださいね?』
今度からこの話持ち出して脅そう。
時計を見るともうすぐ18時になりそうな頃だった。夕食の準備など、王様ゲームのせいで一切出来ていない。お米さえも炊けていない。
『はいもう夜ご飯出来てないですよー。これ私のせいじゃないですからね?』
う「外食いくか」
し「せやな」
せ「お酒飲みましょー!!」
まさかの外食。
まあ、これもお正月だけどたまにはいっか。
『じゃあ…あと15分で準備お願いしますね』
☆☆☆
15分後
『行きますよー?』
さ「待ってA!!」
何をしているのだろうと坂田さんの部屋に入ってみると服がソファーの上に散乱していた。
『どうしたんですか?』
「俺のズボンがない!!」
え、じゃあ今履いてるのは何なの
「いや、これやないねん。アラジンパンツは嫌やねん」
そういえぱいじられすぎて嫌になっちゃったんだっけ?
でも今の服にもすごく似合ってるんだけどな…
『私は、好きですけどね。似合ってますし』
すると坂田さんはタンスの中を見ていた顔をガバッと上げて私を見た。そんな坂田さんにつられて私も思わず顔を上げた。
さ「ほんま?」
『……はい、私はそれ…結構好きだったので!』
なんだか改まって言うのは少し恥ずかしかった。それに反して坂田さんは嬉しそうだった。
さ「…じゃあこれ履いていくわ」
『ほんとですか…!!あと、ズボンここにありますよ』
ベッドの横に落ちているズボンを拾って坂田さんに渡した。多分探していたズボンはこれだろう。
さ「おおー!!Aマジありがとう!!好き」
それほどのことをしていないのに抱きしめられた。異性同士のハグなんて、ノリでやっていいもんじゃない。するんだったらアメリカ行こうアメリカ。
『……っもう、行きますからね!!』
坂田さんの胸の中から出て、坂田さんの腕を引いて部屋を出た。
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ちょこ - 終わってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2022年4月10日 2時) (レス) @page23 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
とーふさん - 推し=生命力☆さん» ありがとうございます泣。小説を書くのが久々すぎて戸惑ってらところです(苦笑)ゆっくりになりますがよろしくお願いします!! (2021年4月6日 22時) (レス) id: f856f3deb3 (このIDを非表示/違反報告)
とーふさん - ごぼさん» ご丁寧にありがとうございます。本当に嬉しいです、読んでいただきありがとうございます泣。只今小説を書くのが久々すぎて戸惑っているところです(苦笑)ゆっくりになりますががんばります!ありがとうございます!! (2021年4月6日 22時) (レス) id: f856f3deb3 (このIDを非表示/違反報告)
推し=生命力☆ - お久しぶりです!ご卒業おめでとうございます!新しい環境になってなれないことなど多く出てくると思います。ゆっくりでいいのでこれからも頑張ってください! (2021年4月2日 1時) (レス) id: 503eedf6d8 (このIDを非表示/違反報告)
ごぼ(プロフ) - これからも作品に癒されていきます。長々と失礼しました。勉学の方でも頑張ってください!応援しています (2021年3月30日 5時) (レス) id: 6f9406ce8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とーふさん | 作成日時:2020年11月3日 21時