こんなの、私には出来ません！！2【usss】

出来ません63 ページ20

猫耳を渋々自分の頭に付けた。
これは痛い…。二十歳過ぎた大人が付けるようなものじゃない。可愛い子だったらいいけど可愛いの欠片も無いような人が付けたら地獄絵図。閲覧注意。今の私とゴキブリだったらゴキブリの方が可愛い。


『……あの』


その反応が無いのが一番困ります。
ブスならブスって言ってくれ。


『…何か反応くださいよ』


あ


『…何か反応、ください…にゃん…？』

恥ずかしいのレベル越えてる。
あっ、もうダメだ私がやったらダメなやつだ。きついきつい。痛すぎる。
いたたたた…


さ「破壊力半端ないな」
し「…よし、俺メイド服買ってくるわ」

気持ち悪さの破壊力がすごいですよね。

『可愛くなくてごめんなさい』

せ「は？もっかい言ってみろ」

『…は？』

う「にゃん言ってないよ？」

意地悪っ子みたいな顔でうらたさんは腕を組みながら言った。
知るかよっ！！


『か、可愛くなくてごめんなさい…にゃん』

さ「………可愛い」

し「ちょっと俺ドンキ行ってくる」

『メイド服は要らないです…要らないにゃん！！！あーもうっ！！！なんなんですかこれぇ……』

語尾に、にゃんを付けないといけないのが一番厄介…
くそー！！覚えてろよ！！いつか仕返ししてやる！！！絶対スタッフがやることじゃない。



せ「……うらたんお前、…天才か？」

にやにやしているしまさかに対し、真顔でじっと見つめてくる裏千家。

う「…だろ？」

『はいもう王様ゲーム終わりにしましょう…にゃん？』

さ「いや…まだまだ続けるぞおおおお」

☆☆☆
snr side


『一番の人は明日朝6時に起きて家事を手伝ってくださいにゃん』

可愛すぎだろ。はぁ、俺1番ちゃうわ

し「俺だあああああ」

せ「えー…Aちゃんと朝二人きりってこと？」

し「Aちゃんやなかったら嫌やけどな」

『えー…喜ぶんですか…にゃん？』

Aちゃんが可愛すぎて頭入ってこーへん。今度、意地悪して「語尾ににゃんつけて」って言ってみよ。


せ「うらたんずっと真顔やん」

さ「いやお前もな」

せ「…可愛すぎて」

『……か、可愛くないにゃん…』

顔を真っ赤にして『にゃん』とか言うなよ。イライラしてくるくらい可愛い。

せ「煽ってる？」

『……ええっ！？』

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