こんなの、私には出来ません！！【usss】

出来ません27 ページ31

you side


『トイレトイレ……えっ…』



おい誰だよ最後にトイレ行ったやつ！！！トイレットペーパー変えろよ！！


………ていうか替え無いし。
普通トイレの中に替えのトイレットペーパー1個くらいあるでしょーが。


もう漏れるっつーの〜((


トイレットペーパー…トイレットペーパー……、



それっぽい棚を開けて中を覗くと一番上のにトイレットペーパー達があるのが見えた。うん、届かない。


なんでこんな高いところに置くかなぁ。うらたさん取れる？取れないよね？((


ジャンプする気力も無いのでリビングから椅子を取ってこようと思った。



『…よいしょっ』


視線を感じた。
大きな椅子を両手に持っていく私をどうかそんな不審がらないでくれ、と心の中で言った。言葉にはしてない。



「もー、ちょっと何してんの〜！」

この少しなまった感じ、


『…届かないんです！』

センラさんはいーよね背高いもんね！！


「だーかーら、俺が取ってあげるゆーたやんけ。はいはい椅子戻すで〜」

『ああ…』


センラさんは私が両手で持っていた椅子を片手でひょいっと持ち上げられて元の位置に戻された。


私がここまで頑張って持ってきた椅子も、センラさんの手にかかれば一瞬なのか。悲しい世界


「…で、何が取れへんの？」

センラさんをさっきのところに連れて来てトイレットペーパーを指を指した

『あれです…』


なんか申し訳ない。


「トイレットペーパーね〜何個欲しいん〜？」

『んー………3個…？』

「何で俺が首かしげられなあかんねん笑。はいはい3個ね〜」


センラさんにトイレットペーパー3個を無事いただきましたー！

「…ふふ、その顔めっちゃ可愛い。俺、その顔めっちゃ好きやねん。」


突然可愛い、好き…と甘い言葉をかけられてじわじわ顔が熱くなってきた。絶対今顔赤い。


「……あっ、その顔も好きかも。」

『…からかわないでください。』


しかもイケメン。

頭をぽんぽんされて恥ずかしくなった私は、トイレットペーパー3個を抱えてトイレに駆け込みました。

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