出来ません15 ページ15
you side
『志麻さん、さすがにセンラさん一人じゃ無理なので、部屋に戻るついでに手伝っていただけませんか。』
「よいしょ、Aちゃんちっちゃいもんなぁ〜。手伝ったるわ」
唐突にディスられて『おっ?』となったが手伝ってもらう身だ。サラッと流そう。
「Aちゃ〜ん…今日も可愛いなあ」
さっきからずっとこれ。
家帰ってきたときからずっとこれ。
酔いがさめてこの話をしたらどんな反応をするんだろう。
『立ってください〜部屋行きますよ』
「んー…」
センラさんを立ち上がらせて私と志麻さんでセンラさんを引きずる。引きずるしかなかったんだよ。
『志麻さん普通に歩けてますよね?』
「んーいやそんなことないと思うけどなぁ〜」
普通に歩けてますけど。
志麻さんのフラつくはレベルが低いぞ
センラさんをベッドに放り込み、志麻さんはもう部屋に戻っていった。
おい、歩けとるやんけ。
『おやすみなさい〜』
あとの2人と同様に布団をかけておやすみなさいと言ったあと、ベッドに背を向けてドアの方に向かおうとしたその時だった。
後ろから手を引かれて思わず目を瞑る。
『ひゃっ!?』
気づいたらセンラさんの布団の中にいた。ベッドに引きずりこまれた。
どういうテクニックを使ったらこうなる
「一緒に寝よ〜や。Aちゃん」
少し上を向くとセンラさんの整った顔がすぐそこにある。
脚を絡められてここから出ることが出来ない
『や、だめです…!!』
センラさんの胸板をぐーっと押す。ビクともしない。
「出るなんてだめですよ。今日はセンラと一緒に一夜を過ごすんです。」
『何を言ってるんですか…っ、早く出してください…っ』
絡めてくる脚が、なんだかいやらしい。
「もー、そんなにセンラのこと嫌い?」
『そういう訳ではなくて…!!』
どうしよう、本当に酔ってる…
もうこのまま一緒に寝るしかない…?
いやでも、明日センラさんの酔いが覚めて今日のことを覚えていなかったら…私が悪いみたいになるじゃん
「やっぱりAちゃん可愛いなあ〜」
『センラさん…!だめですって!』
「抵抗してもあかんでぇ〜かわええけどな〜〜〜」
酔って所々呂律が回ってない。
可愛いと不意に思ってしまうが、そんなこと考えてるような状況じゃない
ちょっと、誰か助けてええええ
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とーふさん - かぼちゃさん» そう言っていただけて嬉しいです!!これからも頑張りますね! (2020年10月21日 17時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
かぼちゃ - ハァーーーーーーーーー↑↑↑めっっっっっちゃ好きです!!!!!!お忙しいと思いますが、無理せず頑張ってください! (2020年10月19日 19時) (レス) id: 530917d1d4 (このIDを非表示/違反報告)
とーふさん - なめ茸さん» コメ返遅れてすみません。コメントありがとうございます!これが参考…ですか!?!?…え、え、ありがとうございます…!!頑張ります!! (2020年9月16日 22時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
なめ茸(プロフ) - コメント書かずにいつも陰ながら楽しく読んでます!私も占ツクやっているので参考にもさせてもらってます!これからも頑張ってください! (2020年9月14日 6時) (レス) id: cd3338aa4c (このIDを非表示/違反報告)
とーふさん - もりのこさん» ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです。これからも頑張ります!! (2020年8月25日 15時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とーふさん | 作成日時:2020年8月6日 23時