SJ−妹溺愛主義−part8

強い心 ページ31

ミノside


オニュヒョンに頼まれて、薬を持ってAの部屋に向かう


ノックするとテミナの声がしてドアが開いた

　

ミノ：「ちゃんと食べた？」


テミナ：「半分ぐらいは食べたよ！」


A：「ミノ？ みんなで来てくれたの？」


ミノ：「みんなで来たよｗ ヒョンたち帰ってくるまではいるから安心して」


A：「ありがとう」


テミナ：「じゃあ、僕もう行くね」


A：「テミナありがとう♪」

　

笑顔でテミナを送るA

　
だいぶ元気になったみたいで良かった♪

　

ミノ：「薬飲もうか？」


A：「うん」


コップと薬を渡す

　

A：「迷惑掛けちゃってごめんね」


ミノ：「迷惑なんて、そういうつもりはないよ♪」


A：「みんな本当に優しいよね」


ミノ：「普通じゃない？」


A：「優しいよ」


ミノ：「そう？」


A：「ねぇ、ミノ。 ちょっと聞きたいことあるんだけど、聞いてもいい？」


ミノ：「うんｗ なぁに？」


A：「信じる事って難しいと思う？」


ミノ：「難しいけど単純なことだよ。 強い心を持ってれば大丈夫」


A：「強い心？」


ミノ：「うん。 裏切られるのが怖くて、信じるのをやめちゃうでしょ？」


A：「うん」


ミノ：「それは心が強くないからだよ。 裏切られても大丈夫な自分でいればいいの」


A：「裏切られるのは誰でも嫌でしょ？」


ミノ：「わかるよ。 でも、人を裏切るよりはいい」


A：「………」


ミノ：「裏切られたって思うってことは、逆に言えば、その人を信じてたってことでしょ？」


A：「うん。 信じてた」


ミノ：「そこで落ち込まずに、信じ続けた自分を褒めてあげればいいんだよ」


A：「自分を褒める？」


ミノ：「さっき、Aは俺に信じることは難しい？って聞いたよね」


A：「うん」


ミノ：「信じることって本当はすごく単純なことだけど、信じないことの１００倍ぐらい勇気がいるの」


A：「勇気かぁ。」


ミノ：「うん。 勇気を持って、それをやり遂げた自分を褒めてあげればいいと思う」


A：「ミノって本当に頭いいね…」
　


そう言って、泣き出したA

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