SJ−妹溺愛主義−part8

看病 ページ24

オニュside


着信音に目を覚まして時計を見ると、まだ５時過ぎ


こんな時間に誰だよーと思いつつディスプレイを見ると、なんとトゥギヒョン！


急いで起きあがり、電話に出た

　

Aが風邪をひいたらしい…


仕事はオフで、みんなは学校に行くから、俺だけ暇だった
　


ヒョンたちは中国だって言うから、看病しにいくことにする


Aのことを話すと、メンバーは口を揃えて行きたいと言ったが、断った


だって、普段だってあんまりまともに通えてないのに、オフの日に休むのは問題だろｗ
　


みんなで一緒に家を出て、SJの宿舎に向かう

　

途中、スーパーに寄って、リンゴと漢方薬とスポーツドリンクとヨーグルトを買った


もっと必要なものがあるのかもしれないけど、看病って言うとこのくらいしか思いつかなかった

　

宿舎に着くと、トゥギヒョンに教えてもらった番号を打って解錠する


すぐに中に入ることができた
　


Aのネームプレートが掛かった部屋のドアをノックしてみるが、反応はない


寝てるのかな？
　


オニュ：「失礼しまーす」


小声で言ってから、ドアを開ける

　

中に入ると、ベットで横になっているAがいた


すごく苦しそうに息をしながら、髪の毛が濡れるくらい汗をかいている
　


オニュ：「A！ 大丈夫？」


A：「オッ…パ？ 仕事…行っ…て…」


オニュ：「A！ 俺だよ！ オニュだよ！」


A：「オニュ…オッパ？ なんで…？」


オニュ：「トゥギヒョンから電話あったんだ！ 俺、今日はオフだから安心して」


A：「う…ん。 オッパ…！ うつ…ると…困る……マスク…し…て…」

　

こんなときまで、自分より人のことを気にするA


なんて優しいんだ♪

　

オニュ：「了解！ それにしてもすごい汗だね！ とりあえず着替えた方がいいな。 パジャマどこ？」


A：「パ…ジャマ…？ あの…クローゼット…」


オニュ：「わかった。 待ってて」

　

急いでクローゼットを開けて中を見る

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