SJ−妹溺愛主義−part8

単純なこと ページ20

久しぶりに２人でベットに入り、向かい合わせになる


俺の目を見るAの瞳はすでに潤んでいた

　

A：「オッパぁ。 信じてた人を信じられなくなったことってある？」


ジョンス：「もちろんあるよ」


A：「相手もオッパのこと信じてなかったの？」


ジョンス：「そうなんじゃないかなぁ？ 俺らの仕事って誤解されやすいからね」


A：「そっかぁ。」


ジョンス：「Aにもそんなことがあったの？」


A：「うん。 昨日ね、ドンジュンくんに私のこと信じてなかったって言われてすごくショックだったんだ…」


ジョンス：「辛かったね…」


A：「距離を置こうって言ったら、すごい怖い顔されて、逃げたい気持ちになって…」


ジョンス：「そうだったんだ…」


涙を拭って、頭を撫でてあげる

　

A：「うん。 でも、あたしも信じられてなかったから…」


ジョンス：「家族とか恋人とか友達とか、お互いを信じ合えてこそ成り立ってるものでしょ？」


A：「そうだね」


ジョンス：「信じるって単純なことなんだよ。 当たり前になってるから気づかないだけで」


A：「うん」


ジョンス：「Aはさ、ドンジュンをまた信じたいって思うの？」


A：「うん。」


ジョンス：「じゃあ、まずはドンジュンをまた信じること。 信じることができなかったら相手からも信じてもらえないよ」


A：「わかった」


ジョンス：「急に信じてって言われても無理でしょ？ ゆっくり考えてね」


A：「うん。 ありがとう。 やっぱりオッパはなんでも知ってるね」


ジョンス：「そんなことないよｗ でも、Aより少しは長く生きてるからｗ」


A：「そうだねｗ」


ジョンス：「じゃあ、部屋戻るよ」


A：「えっ？」


ジョンス：「なに？ｗ」

　

急に抱きついてくるA

　

A：「一緒に寝て♪」


ジョンス：「一緒に？ｗ」


A：「うん！ オッパ！一緒に寝よう」
　


甘えてくるAが可愛い♪


寂しいときは、そうやって素直に甘えればいいんだよ！


俺はAのオッパなんだから♪

　

布団をかけ直すと、俺の胸に顔を埋めてくるA


愛おしくて、頭をポンポンしていたら、すぐに眠りに落ちてしまった

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