SJ−妹溺愛主義−part3

音楽室 ページ6

A side


女の子たちがパニックになってる中、ドンジュンくんに連れてこられた場所は音楽室


電気はついているが誰もいない


ちょっとは休めそうだ

　

私のことを守ってくれたドンジュンくん


本当に優しい


そんなドンジュンくんにお兄ちゃんたちのことを聞かれて、
一緒に住んでいることを話してしまった


パパとママのことを話すのは、そんなに苦ではない


けど、あんまり同情されたくないから、極力話さないようにしている


まぁ、ドンジュンくんなら信頼できるからいいや
　


もし、付き合えたとしたら、
いづれ話さなければならないことだし、お兄ちゃんたちにも認めてもらいたいし
　


そんなことを考えて、ひとりでドキドキしていた

　

ふと携帯を見るとジヨンから電話が１０回ぐらいかかってきている


ドンジュンくんに伝え、すぐにかけ直す
　


A：「もしもし。ジヨン？ 電話いっぱいもらったのに出れなくてごめん」


ジヨン：「なんか大騒ぎになってるけど、Aどこにいるの？ 大丈夫？」


A：「大丈夫だよ。今、ドンジュンくんと一緒に音楽室にいる」


ジヨン：「今から行くわ」


A：「うん。ありがと」


電話を切ると、ドンジュンくんも電話をしていた


ドンジュン：「今、テギョンから電話があって、振られちゃったっていうから、慰めにいってくるね」


A：「そうなんだ。残念だったね」


ドンジュン：「まぁ仕方ないよ。Aちゃんも一緒に行く？」


A：「ううん。ジヨンがもうすぐ来るからここにいる」


ドンジュン：「わかった。じゃあ、また明日ね」


A：「うん。ばいばい」

　

ドンジュンくんが出て行ってすぐに、ジヨンがやってきた


お互い、今までのことを報告する
　


ジヨンは今回のことで、ソンヨル先輩に告白すると決めたらしい


テギョンくんに勇気をもらったって言っていた


Aはどうするつもり？と聞かれたけれど、まだ告白は早い気がした


もうちょっと時間が必要かなーと言うと、いつでも応援してるからねって言われた
　


後夜祭の間も、ガールズトークで盛り上がり、初めての文化祭はなんとか終了した

ビデオ→←過去

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す