SJ−妹溺愛主義−part17

大事な人 ページ8

A：「ちょっといろいろあって、今は恋をする気になれないの…」

　

やっぱり…まだ忘れられないんだ。。。

　

ヨンファ：「いろいろって？」


A：「それはちょっと言えないかな…」


ヨンファ：「テミンくんは知ってるの？」


A：「うん。テミナは大事な人だし、支えてもらってるから…」

　

僕はなにもできなかったのに…


ふいにヌナのことを抱きしめたくなった
　


ヨンファ：「そっか…。じゃあ、僕はヌナのこともっとよく知って頼られる人になる！」


A：「ヨンファくん…」


ヨンファ：「残念だけど、今はテミンくんのほうがヌナに近いと思う…でも頑張って追いつくから」


テミン：「諦め悪いな…」


ヨンファ：「よく言われるｗ」


テミン：「いつまでたってもヌナは僕のヌナだから」


ヨンファ：「頑張るもんね！ もうわかったから、さっさと帰って！」

　

失礼なやつ…


僕ももう帰る気だったし！
　


そう思ってヌナの手を引っ張ろうとすると、泣きそうなヌナが僕の腕を掴んだ


A：「テミナ、行こう」


静かにそう言って、僕の手を引っ張る

　

ヨンファ：「ヌナーまた明日ね♪」


何事もなかったかのように声をかけるヨンファくんを背に歩き始めた

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